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BRIDE.4「衣装はどうした」

既報どおり、結婚式の衣装は「寅さん調」で挑んだわけですが、ここまでの道のりもタイヘンだったのです。

結婚式の衣装については、完全に女の人が優先です。
さすがにボクもそのくらい心得ていました。
まずはワイフが着たいドレス屋を選定し、そのお店の中で借りられるタキシードやらを選ぶしかないなと考えていました。
セットだと割引とかあるので。

ちょこっとコーコク

通常、契約をしたプロデュース会社が幾つかのレンタルドレス屋と提携しているので、その中からお店をチョイスして、見に行ってみるような感じでドレス選びが進みます。
実は、一番はじめは「できるだけ安く」の考えのもと、都民共済にも覗きに行ったことがあるのですが、その時点で式の日程が確定していなかったので、試着もできませんでした。後から思っても、通常のレンタルドレス屋などとは比較にならないくらい安く借りられるので、あれはあれで選択する意味はあるかなと思ったりもします。
しかし、その後に見た提携先のドレス屋のものを見てしまうと、質という意味ではこれまた相当な差が見つけられたりもするのも事実で、他を見てしまった以上はもう都民共済へは戻れないという状態になってしまいました。

で、片っ端から着てみようとするワイフの付き合いは苦行でしかなかったのですが、その中で自分が着るタキシードを見ていくうちに、男ものでも相当に高いことに気付かされます。
女性もので20万クラスがザラなのですから異常だと思っていたのですが、男のでも10万くらいは当たり前のところがたくさんあるのです。
当日ほんの3時間くらい使うだけでです。
二次会に使いたかったら別料金。

10万かかるんだったら、作れるんじゃないの?
寅さん風のが
かねてからボンヤリと抱いていた夢を叶える時が来ました。
結婚式に着ないで、いつ着る。

そこからネットで、タキシードのオーダーメイドをやっているところを探す日々が続きました。
いや、実際にタキシードを10万以下でオーダーできるところはたくさんあります。
しかし、「寅さんのジャケットの柄」の生地が全くないのです。
サンプル生地を取り寄せたりもしたのですが、ホントに全然違うのしか見つけられません。
つまりダメなのです。
やっぱ普通の着るしかないか...

光明は不意に差し込んできました。
ドレス選びの付き合いの旅を続けていく中、不意にピーンとくるタキシードに巡り合いました。
色が寅さんジャケットっぽいのです。
たくさん見てきましたが、とにかく印象としてここまで近いのはありませんでした。
厳密には格子柄ではなく縦ストライプなのですが、格子が正してくも色味が違えば寅さん風には見えません。

そのタキシードを扱っている店は、中でも特別リーズナブルで、都民共済と高級ドレス屋のちょうど真ん中の価格帯のドレスでした。
色々ナイス。
ワイフも、いくつか着た中で、パーフェクトではないにしても気分よく当日を過ごせるレベルのドレスを発掘し、とりあえずそのドレス屋でいこうということになりました。

となると、シャツです。
普通はタキシードの下は、ウイングカラーの襟のシャツにするわけですが、寅さんのダボシャツ風の水色のがありません。ほとんど白。
これはもう迷わずオーダーしました。
ネットで注文したので、微妙にサイズが合いませんでしたが、とりあえずはOK。

次にタキシードのお腹に巻く「カマー」というものを探しがはじまります。
これがまた全く存在していなくて、あるとするならば黒か灰色、あとは柄物だったりして、焦げ茶色がないのです。
他にしなくてはならないことがたくさんある中、時間的にも危険な状態になってきたので、
「いいやホンモノで」的なノリで、リアル腹巻きを巻いて挑むことにしました。

あとは、自前の帝釈天のお守りを首に下げて完成です。
雪駄と帽子はやめておきました。

ここでピンチが1つ。
なんと直前になって、ワイフが「やっぱり違うドレスが着たい」とか言い出したのです。
つまりドレス屋を変更したいということです。
変更しようにも、もうキャンセル料が発生する時期でしたし、ドレス屋を変えられたたら、違うタキシードになってしまいます。
そのワイフが「やっぱり着たい」と望んでいたのは、やはりちょっとお高めだったのですが、確かにカッコイイドレスでした。「これいいね」という認識は持っていたので覚えています。
ほとんど押されるような状態で、そのドレス屋で再度タキシードをチェックしてみたところ、色も遠い、値段も高い、というようなタキシードで一気にテンションが下がってしまいました。

が、再計算してみると、意外や意外。
前のドレス屋にキャンセル料を払って、なおかつタキシード単体で借りる額と、今度のドレス屋でセット料金でタキシード借りるのが、ほとんど同じ額なのです。つまり、それたけ差のあるドレス屋ということ。
こうなってくると、ボクだけは前のドレス屋で借りるという道もアリです。
しかも、キャンセル料は、あくまで女性ドレスの件で発生してしまっているのですが、ボクが単体で借りる際には、その経緯を考慮して少し安くしてくれるとのこと。
決定。

そんなわけで、ボクらは別々のドレス屋で借りるという結果になりました。
キャンセル料(約三万)というバカをやらなければ、この手は有効です。
別に女性のほど上等なタキシードでなくてイイという男の人は多いはず。

さて、披露宴はそれで良いとして二次会の米林ボンバイエはどういう格好にしたのかといいますと、
林家ぺー・パー子で決めました。
ほとんど迷いはありませんでした。
ただやっぱり衣装は揃えるのが大変でしたね。
特にぺー側のズボンは結局はピンク色のものが入手できなくて、新品のホワイトジーンズを染めたのです。
まさにワンオフもの。

二次会のBRIDEロゴのイナズマがピンクなのは、これの予兆とのつもりだったのです。

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