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なぜ死んだ、森下社長

まぁとにかく驚きましたね。
PRIDEの主催会社DSE社長の森下直人氏が、9日深夜首つり自殺しました。

びっくりということと同時に「なぜ!?」です。
もちろん、自殺というのは他人からしてみれば常に「なぜ!?」なのですが、今回はこのニュースの前に普通に会見しているので余計に不可解に感じました。

ちょこっとコーコク

ちょっと時間をさかのぼって。
9日朝のニッカンより

PRIDE GPが8月に復活開幕
 PRIDE主催のDSE(ドリームステージエンターテインメント)は8日、3年ぶりにPRIDEグランプリ(GP)を開催すると発表した。ヘビー級とミドル級に各8人出場するトーナメント戦で、8月に開幕戦、10月に決勝戦を実施。ヘビー級には吉田秀彦(33=吉田道場)高山善広(36=フリー)らが参戦する可能性もあり、PRIDEの威信をかけた「世界一決定戦」にする計画だ。

03年、PRIDEは大勝負に出る。DSE森下直人社長は都内のホテルで会見を開き、決意を表明した。「PRIDEが世界一の総合格闘技イベント、というところを見せたい。さまざまな方面の王者、世界の強豪を集める」。ヘビー、ミドル各階級8人が出場するGPを開催し、過去最大規模の「世界一決定戦」としたい意向を明かした。

すでに、出場候補者に打診を始めている。PRIDEヘビー級王者ノゲイラとミドル級王者シウバ出場はほぼ確実。森下社長は「各階級8人の何倍も打診はする」と詳細は明かさなかったが、ヘビー級には高山、吉田、藤田の日本人にクロコップら、ミドル級には桜庭、田村にランデルマンらがリストアップされ、これに新たな強豪が加わる可能性もある。

威信をかけた「世界一決定戦」になる。DSEが運営した昨夏のDynamite!は、国立競技場に約9万人を集めた。同じく昨年末の猪木祭は、NHK紅白歌合戦との視聴率合戦で大健闘した。後発イベントが、PRIDE以上に強烈な印象を残した02年。だからこそ、森下社長は「PRIDEがDynamite!や猪木祭のファーム(2軍)ではいけない」と言い切った。

久々にPRIDE GP開催の知らせとあって、ボク的にはそこそこ朗報に感じていました。
しかし、この時もうひとつ載った記事で妙なものもあったのです。
同日ニッカンより

DSE森下社長が吉田に「お客満足させろ」
 DSEの森下社長は、プロ3連勝の吉田の戦いに苦言を呈した。「私の立場で言わせてもらえるなら」と前置きしながら「もうちょっと遊び心を持ってほしい。手加減しろと言っているわけではないが、いかに観客を沸かせてフィニッシュに持ち込むかも考えてほしい。お客さんを満足させるのもプロ格闘家だ」。昨年末の猪木祭で、佐竹雅昭(怪獣王国)をわずか1回50秒、前方首固めで撃破した吉田に新たな戦い方を求めた。

普通にしていたら聞き逃してしまいそうですが、これはちょっと信じ難い発言です。リアル格闘技で「遊び心」とは何でしょう。そういう部分が排除されているからこそPRIDEは格闘技だと認知され、ファンに支持されてきたのでしょ。そこの社長が見せ場をつくれ的発言をするのはちょっと変ですよね。いや、元々この人はこんなこと言うタイプでもなかったと理解していたので、この記事を読んだ時「へぇ森下もそういう考えなんだ」というような感想を抱いたのです。

その数時間後に今度は自殺のニュースが飛び込んできました。
そこで、前日の吉田への苦言というのは、自殺を前に精神的に不安定な状態にあったからこその発言と想像してみたのです。で、前々からPRIDEの経営状態も意外と芳しくないとの噂の聞いていたので、やっぱりそのあたりがトリガーだったのかなと。
つまり、いろいろ憶測は飛び交っていましたが、結局は「金」絡みでどうにもならなくなったんじゃないかと納得したのです。少なくともその時は。

しかし、その後夜になって、

死因については、森下社長と女性の間で別れ話のもつれから森下社長が突発的に自殺をはかったとされ、DSEの経営的な問題や仕事上の理由ではなく、あくまでもプライベートな問題で起こったことで、遺書などはなかった。

という発表がされました。

はて?
もしDSEがわざわざこんな発表をしなければたいして気にもならなかったのですが、今回のこの事件は、「裏」とまでは言わないにしても「何か」があるんじゃないかと思いはじめてしまいました。

森下社長というのは、格闘技イベントにずっと携わっていたわけではなく、PRIDEをひとつのソフトとして扱ってきた、いわばビジネスのスペシャリストなのですね。格闘技とかプロレスとかの世界で育った人でありません。だから妙に「普通」だったのです。この「普通」と「普通でない」の違いは一言で言えば「強くて黒い権力」に足を踏み入れているかどうかなのですがが、聞くところによると格闘技興行なんかやろうと思ったら、その筋の人たちの後ろ盾が無い限り成立しないとか。現に森下社長もホントのPRIDEの主催者というよりも、(言葉悪いですが)お飾りの社長であったという意見もあります。では、誰がホントにPRIDEを仕切っているのか。ネット上では、この裏に存在するホントの仕掛け人の何かしらの思惑で、何かしらの巨大な圧力がかかったという噂もあったりします。無論、それらの話を鵜呑みにするわけではありませんが、もしそうしたければそれだけの力はあるということだけは事実のようですね。その大き過ぎる権力は、警察だってメディアだって丸め込む力はあるといいます。
真偽は追及できませんが、そういった憶測が流れてしまうくらい今回の自殺には自分の意志とは別の何かを感じる人が多かったということです。
もちろん、この世のどんな人でも色恋沙汰で衝動的に「死」に向かってしまうケースはあると思うので、森下社長の心にもその瞬間が来てしまったのかもしれません。しかししかし、仮にそうだったとしても、それは世間にわざわざ言わなくてもいいんじゃないでしょうか。関係者のインタビューもこぞって「謎」を振る舞っていれば、それはそれで時間が治まりをつけてくれます。ところが、この事件は大急ぎで真相が解明されました。その現場にいた第一発見者の女性というのも、随分素早くショックから立ち直り状況を説明したもんだと思ってしまうのは意地悪は見方かもしれませんが、人ひとりの死の理由にしてはちょっと単純明快すぎるのではないかとも思いました。亡き人の痴情をわざわざ世間にさらしてまでも隠さなくてはならない別の理由でもあるというのでしょうか・。

ネット上ではいろいろ不謹慎な噂が飛び交っていますが、もう死んでしまったのは変わりありません。
今まで楽しい格闘イベントを仕掛けてくれた人であり、今後もいろいろ仕掛けてくれるはずだったのに残念です。
ご冥福をお祈りします。

前日会見全文
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/pride/column/200301/0108sn_01.html

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