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タヒチ漫遊記・15 「カルフールへ」

そんなわけで、夢のようなボラボラ滞在に終わりを告げ、タヒチ島のパペーテへ戻ってきました。日本から出発して最初に降り立った地ですね。タヒチの玄関口のような都市です。

空港には、ボラボラへ行く時にも世話をしてくれた現地旅行会社の人たち出迎えてくれて、パペーテで滞在するホテルまで送ってくれます。ここでもう帰国する日の説明を受けておかなければなりません。また、久しぶりの日本人ですから、現地の生の情報を得られるチャンスでもあります。

ちょこっとコーコク

パペーテに着いたら寄ってみようかと思っていたところのひとつに、「カルフール」があったので、この日の残り半日はカルフールでも行ってみたいなと思ったわけです。ガイド本なんかの下調べによると、パペーテからカルフールのある場所までは結構遠く、車で移動しなくてはならないとのこと。車とは即ち「ル・トラック」という、タヒチでの乗り合いバスです。
で、それの乗り場など、具体的に教えてもらえればと、その現地旅行会社の女の子に聞いてみました。
すると、
「あ〜、買い物でしたら、バイマ・ショッピングセンター(ホテルのすぐそばで大きなショッピングセンター)へ行った方がいいと思いますよ。カルフールと売ってるものはほとんど同じですし、カルフールまでタクシーで行くのには、お金も結構かかりますし...」

話にならん!!
ハナからタクシーに乗るべきであるという回答で、カルフールなど時間とお金かけて行くようなところではないと言うのです。
トラベラーというのは、そこまで合理的なことばかり希望はしていないのです。
庶民の足ル・トラックで、庶民のスーパーマーケットに行くのが楽しいのではないですか。
しかしま、向こうにしてみれば、できるだけリスキーな手段をとって欲しくないというのは当然のことなので、ボクとしてもこれ以上追求しても仕方ないので、「わっかりました」と切り上げました。

さて、
泊まったホテルですが、「ホテル・ティアレ・タヒチ」というところで、おそらくクラスは相当下の方のホテルだと思われます。かなりリーズナブルな雰囲気が漂っていました。超シティホテル。
今回の旅行の全費用の大半は、前半のボラボラにかかっていて、後半のパペーテはオマケのようなものでした。滞在の順番を逆にできれば最高だったのですが、そういうウマイプランもなかったのです。

部屋の内部は、当たり前のように質素だったのですが、なかでも「おぉ!!」とさせられたのは、クローゼットの中にあったハンガー。
クリーニング屋がくれるハンガーがかかっているではありませんか。
しかも、くにゃくにゃ

休憩もそこそこに、外出してみました。
このホテル、イロイロとチープではありますが、立地だけは抜群です。
前出のバイマ・ショッピングセンターは、ほとんど隣ですし、マシェリという市場や、屋台で賑わう公園なども歩いて行ける距離です。ホント一歩外に出るだけで、いろんいろなお店に直面する感じです。

ガイド本で得た知識で、カルフール行きのル・トラックに乗れるところを目指しつつ、街をブラブラ散策しました。

パペーテは非常に現代的で、街中に入ってしまうと「南の楽園」ということを忘れさせます。
お土産物屋も非常にたくさんあり、なかでも目に付くのは黒真珠屋
黒い真珠は、ここらの名産なのだとか。

と、
タヒチ銀行の前にル・トラックが数台が列を作って停っています。
いかにも停留所です。
所持していた地図で確認すると、間違いなく「バスの発着所」と書いてあります。
たぶんここだ。
ただ、16系統もあるので、確認は必要です。
運転席にいるオッサンに、
「カルフール?」(発音はかなり良い)と聞いてみました。
すると、大きくうなずいて、乗れ乗れとゼスチャーしてきます。
ビンゴビンゴ。

ル・トラックのシステムですが、
とにかくまずは、その扉のないトラックに乗ってしまってよいようです。
料金は、降りる時に運転手に手渡しする感じです。
130CFPで乗れるのですが、夕方(たぶん18時以降)になると200CFPになります。
車内のイスは、ボラボラの時の前向き配列ではなく、両脇に長イスが置いてあったりするのが多いようでした。
降りたい時は、日本と同じようにブザーを押して知らせます。
全然バス亭でないところで、乗り降りもやってるみたいで若干戸惑わせますが、様子を見ていれば大体わかります。

車に揺られること20分〜30分くらいでしょうか。ホントにこの車でよかったのかなぁと心配になる頃、どぉーんとカルフールが登場します。
車から見てわかったので、降りるところは迷いません。

建物は、カルフール70%+その他ショップ30%というくらいの構成です。
地元の人たちが日常の買い物に使っているので、やっぱり結構混んでました。
電化製品、本、レジャー用品、日用雑貨、生鮮食品と、ほとんどなんでも揃うような状態で、あとでわかったのですが、通常パペーテ市内のお土産物屋が扱う商品もあり、物によっては約半額で手に入ったりします。お土産など、カルフールで買いそびれた分などをパペーテで買い足すと、全く同じものでもバカ高で買わなくてはなりませんでした。
ここで『お土産はほとんど買っておくプロジェクト』を立てておくのが、お利口さんかもしれません。

広いのでたっぷりと時間を使ってしまったわけですが、
当然おなかも空いてきます。
この日は、カルフールで適当に食べ物を買って、ホテルの部屋で食べようかということになりました。
その場でパニーニなど焼いてくれる店もあったりします。

さて、時間は夜の8時くらいです。
実は、カルフールに来るのはいいのですが、パペーテへ戻る方法というのは、あまり見通しを立ててませんでした。
一応は路線バスなので、反対側道路には反対向きの車が通るだろう、くらいの考えです
ちなみに、タヒチには「流しのタクシーは走っていない」ので、何がなんでもル・トラックを見つけて乗り込まなくてはなりません。
ガイド本によると、夜のル・トラックはやや危険なので推奨してません。
しかし、これは外国ならどこの土地もそんなようなもんですし、止めとけと言われても、帰る手段は他にわからないのです。

通りに出て、ル・トラックを降りた位置の反対側あたりを歩きました。
すると、少し向こうにバス亭っぽいところがあり、ル・トラックが一台止まっています。
お。

運転手のところに顔を出してみると、夫婦で乗っていて、2人でお弁当のようなものを広げて食べていました。
休憩中かなと思ったのですが、運転席のぞき込んで、2人と目が合ってしまったので、
「パペーテ?」(発音はかなり良い)と聞いてみました。
すると、結構怖い顔したオッサンでしたが、そうだそうだとばかりにリアクションをくれました。
ヨカッタ。

そんなわけで、まだ誰も乗っていないル・トラックに乗り込み、発車を待ちました。

しばらくすると、エンジンがかかり、パペーテへと向かったのです。
あとで本なんかを見てみたら、ル・トラックはすべてパペーテが終着のようになっていたので、方向さえ合っていれば、パペーテに帰ること自体はそんなに難しくはなかったようです。

それにしても、夜のル・トラックは、これからクラブにでも遊びに行くようなトンガッタ感じの若者や、何やって生活してんのかわからないような男がじーっと座っていたり、結構スリリングな空間でした。室内灯がつかないので、褐色の肌が闇に溶け込んでしまうのです。白目だけぼぉっと見えたりして。

さてさて、
何はともあれ、そうやって無事にパペーテの初日を終えたのでした。
この日は金曜日で、あとは土曜の夜と日曜の夜でタヒチは終わりです。
残りの日程、特に絶対行きたいところはなく、あとはお土産買って、ル・ロットという屋台の集まっているところでご飯食べることができたら、大体いいかなって感じでした。

それにしても、ボラボラの海はキレイだったなぁ。
タヒチはあと2日間か。
海キレイだったなぁ。
パペーテにあと2日か。
海行きたいなぁ。
パペーテに海ないのかなぁ。

その夜はガイド本を読みながら、いろいろ考えつつ、眠ってしまいました。

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