ついに100軒目の報告です。
ですので「百麺」。
しかし、ホントはここ「ぱいめん」と読みます。
都内に、世田谷、中目黒、板橋と三店舗あるようですが、ボクが今回行ったのは家の近くにある板橋店。
都営三田線の板橋区役所駅のすぐそばで、中山道沿いにあります。
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最近できた丸井北千住店の中にあります。9Fの食堂街ですね。今やどんなラーメン雑誌にだって載っている青葉の支店ということになります。のれんも同じものですし、L字型のカウンターも中野本店の感じを再現しているようです。ただ段違いにキレイですが。
本店は違ったような気がしますが、ここは券売機でした。行列はほとほどで、二三組待てば椅子に座れました。行列用のガイドテープのようなものもあったので、時間帯によってはかなり並びそうですね。
物凄く暑い日で、うっかり「つけめん」を頼んでしまったのですが、思えばボクは青葉のつけめんは本店でも食べたことなかったので、比較ということもできません。失敗しました。
そして、つけめん登場しました。
どんぶりにこんもり盛られています。割と大盛り感がありますね。麺のツヤは率直にいって「別にうまそうでない」です。
ではニュルリ。
むむ・・・・ん?
なんでしょう。かなりスカされたような印象です。ツケダレが非常に浅い味です。なんかコクだとか以前に、油っ気ばかりで「味」がない感じがあります。薄いということでもないのですが、なんか味気ないんです。酸味が強いのは好きではないのですが、それすら微妙。これが青葉のつけめん? 食べていて退屈です。
ツケダレの中にいる具は印象に残るものはありません。チャーシューも本店の個性的なものとは似て非なるもの。
隣りに座っていた一見「ラーメンにはうるさいを自負するサラリーマン」は黙々とラーメンをすすっていたのですが、その表情は少し複雑です。単にそういう顔の持ち主だったかは不明ですが、スープの残し方の未練のなさからして大満足したようには見えません。
ボクは次第にこの北千住店の店員たちを疑念の目で観察してしまっています。そこで感じるのは、とにかく全体的に「若い」こと。なんか非常にフレッシュです。修行とかしていたとかいう感じの人は麺茹でに1人いたくらいで、あとはバイトかなって感じの人ばかり。中野本店のカウンターの中では、ほとんど店主1人で作っていました。さすがにあの狭い本店で修行するようにはなっていないのでしょう。きっと飯田橋店で修行していたような人がこちら北千住を任されているのではないかと推測します。しかし、言えるのは、中野本店「青葉」の神通力はかなり薄くなっていること。これは否めません。
かつて大行列の末に食べた中野の青葉のラーメンは、こういう魚っけの強いスープが少し苦手なボクの舌でも、驚くほど美味かった記憶があります。ちょうど連日のように名店を食べ歩いていた頃の中でも有数の一杯でした。もちろん本店の比較したらどんな店でも100%味が落ちますが、それにしたって平凡すぎます。
しかし、つけめん自体が元からこんなものもしれません。現時点では保留としておきます。近い将来、北千住店の普通のラーメンを食べてみて、その時に改めて評価したいですね。