やはり苦戦「深視力」

まぐれでゴールド免許を所持していたのですが、今年ついに5年が経過し、免許更新の時期となってしまいました。

ボクは、この免許更新というのがイヤでイヤで仕方ありません。
理由はズバリ深視力検査があるからです。

「しんしりょく」と読みます。
よく「新視力」と思われたりするのですが、これは「深さ」の視力検査です。

これは、いわれる普通免許とかバイクの免許では行われない検査で、「二種」とか「大型」の免許を持っている人間だけが受けなくければならないものです。
通常の視力検査(片眼0.3以上、両眼0.7以上)の後に、対象の人だけ「じゃ次に深視力の検査です」とばかりにやらされるのです。

deep_eye01.gif検査の内容。
両眼で検査の箱の中を見ると、黒い棒が三本並んで立っています。
そこの真ん中の棒だけが前後に動くようになっていて、その棒が両脇の棒と重なった時、つまり三本が同じ奥行きの位置になった時(図のピンク帯)にボタンを押す、というような感じになっています。

話だけですと、そんな苦戦するような検査とは思えませんよね。
しかしこれ最高にムズカシイのです。

これまでボクは、何度もこの検査をやってきているのですが、たったの一度も自信を持ってボタンを押せたことはないのです。
つまり、適当です。
いつも、検査官の人に半分首を傾げられながら、ギリギリのところでクリアしてきました。

deep_eye02.gif
真ん中の棒は、一番奥の位置からスタートして(たぶん)、真ん中の重なったポイントを通過し、手前への来て、そしてまた奥の方へ戻っていきます。
真ん中でのボタンオンは、計三回求められ、それの誤差の合計が6cm以内ということになっています。一回あたり2cmくらい以内に収めないと合格できません。
(このイメージ図は、ボクの本当の感想を図にしたもので、ちゃんとアニメgifになっています)

真ん中の棒が何となく動いているのだけはわかるので、動き出し一発目の重なるところは何となく判別つくのですが、折り返しのピークがイマイチ良くわからず、「あれ?」と一瞬思ったりしたら、もう途中から位置関係を把握することが困難となっていきます。
検査官に「よく見て」なんて声かけられると余計に焦ってしまい、もう適当に押すしかなくなってきます。

検査の機種によっては「音でわかる」だとか、「棒の色が真ん中の時以外ではグレーになって分かりやすい」とか、色々クセがあるらしいのですが、やっぱり基本的には行き当たりばったりですから、容易ではありません。

では、落ちるとどうなるのかというと、
当然そのままでは免許は更新できません。
再度検査をして合格するか、眼鏡を作って条件を変えて合格するか、です。
「眼鏡等」は大型や二種の時にだけ必要になるという条件があるらしいのです。
そんなのやだ。

ボクの友達などは、まんまと江東で落ちて、その日のうちに府中で再アタックしたところ、なんとか合格できたというケースでしたので、やはり場所による差もあるとみてよさそうです。

今回ボクは、5年前の更新と同じ板橋警察でやってきました。
違反なしで更新する場合、試験場ではなく警察署でもできるのです。

ネットで深視力のコツだとかを探したのですが、結局は心構え的な部分しか情報を得ることができず、実際に行ってみるしかないという感じです。
とりあえず、「見るだけでグングン目がよくなる」というマジカルアイだとかいう本を買い、ひたすら二週間ほど眼トレに励みました。

そうやって向かえた当日、
驚くほど空いている板橋警察免許センターは、心の準備もさせてくれることなく、スイスイと視力検査の時を迎えてしまいます。
緊張。しかしやるしかありません。

5年ぶりに挑戦する深視力検査でしたが、やはり上図の印象と一緒です。
ほとんどわかりません。
なんかちょっとだけ影の感じが変わるのですが、それが前なのか後ろなのか。
「なんとなく」だけを頼りにボタンオンを繰り返します。
すると、検査官のおじさん、
「ん? 全然違うよ」
冷汗状態になりながら、さらに運試し的にボタンを押してみたら、
「はい、いいですよ」
と、
またしてもギリギリクリアすることができました。
やったやった。

かなりナーバスになっていたので、合格となってすっかりご機嫌になってしまい、
あやうく「笑顔」で免許の写真を撮るところでした。

さて、
今回改めて思ったのは、「音による判別」「色による判別」はほとんど不可だなぁということです。真ん中の棒の影が微妙に変化するので、それが奥からスタートしてどのあたりでどのくらいの影を発生させているのかを瞬間的にアタリをつけていくしかないかなと。

この深視力がどれほど実際の運転に影響があるのか疑問でなりません。
試験のレギュレーション改定を心底願いますよ。

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免許の話

もう更新した人は知っていると思いますが、2007年1月以降に免許更新すると「ICカード」内蔵のものになります。
偽造防止だとかの理由だと思いますが、とりあえずほんの少しだけ「厚く」なり「重く」なった印象です。
ICカードということで、試しにPASMOと重ねてみて改札を通ったところ、センサーに当てる側に免許がいるとエラーが出ました。サイフの中でPASMOを一番外にくるように所持してればOK。

パッと見の一番の変化としては、「本籍」が表には記載されなくなったことでしょうか。
これボク個人的には無念です。
ここに表示されるのを期待して、結婚した時に本籍を「葛飾柴又」にしたというのに。
ま、記載されないのは諦めるとして、ならばどうして空欄にしておくのでしょうね。

license1.jpg

そして、免許の区分も変わりました。
普通と大型の間に「中型」というのが新設されたわけです。
昔は「中免」と言ったら、バイクのことを差したのですが、それも今は「普通自動二輪」という扱いになりましたから、ホントの「中免」はこの「中型自動車」の免許になります。
で、区分けが変わっても、すでに普通免許を持っている人は乗れる範囲が変わらないのですが、新規の中免は11tまで乗れる為、旧普通免許の人は条件の欄に「中型車は中型車(8t)に限る」という記載がされてします。
よくよく読むとトンチみたいな文ですが。
それにしても、せめて大型持っている人は、この条件を消して欲しかったですよ。

それから、
この変更により、取得欄にすべて記載があった「フルビッター」の方は、次の更新で空欄を発生させられてしまいます。全取りしてても空欄があるわけです。
ボクは「小特」がどうしても後から取れない状況から、すっかり諦めてしまっていたのですが、この区分変更によってさらに空欄が多くなり、今やテンション下がりっぱなし。

license2.jpg

そういえば、
昔は免許写真の「背景が青い」のを利用して、同じような青いTシャツを着ていけば、「生首」みたいに撮影されるかなと、試みたことがあるのですが、実際は向こうで写真のコントラストをいじられてしまい、思ったような免許を手にすることはできませんでした。過去3回ほどのトライで、どんなに似た色味の青を用意しても、写真になると違う感じにさせられます。
これはやっても無駄であると言っていいでしょう。

license3.jpg


2008年4月号(2008年4月22日 公開)
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