ハトヤ突入記

伊東に行く機会がありました。

ならばハトヤですよね。
「伊東に行くならハトヤ」というフレーズがコンセンサスを得ていたのはもう昔のことなのかもしれませんが、依然としてボクのような者にとっては眩しいホテルです。
一生に一度くらい泊まってみたいと思ってました。

車で行ったのですが、
まず驚かされるのは、そのルート。
山の上の方にあり、ハトヤそのものの姿は確認できるのですが、ピタッとそこへ通じる道が見つけづらいのです。
大きく2ルートありそうですが、その片方は「オイオイ、こんなとこ走らせるのかよ」とつぶやいてしまうほど、細く急な道です。(もうひとつはいくらかマシでしたが)

そして広がるハトヤ。
『昭和から見た未来』という感じでしょうか。
なんか下界から隔絶された感じがあります。
桃源郷か。

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斜度のあるローターリーに車を止めると、ホテルマンが寄ってきます。
別にハッピは着ていません。
教どことなくキングオブコメディのボケの方に似てる雰囲気の持ち主でした。

チェックインを済ませると部屋に案内されました。

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妙な筒状の通路を抜けていきます。
未来。

ぐわんぐわん揺れるエレベーターで連れて行かれたのは11階です。
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あれ?
エレベーターの行き先ボタン、よく見ると2階の次が7階になってる...。

部屋は1101号室でした。
もうちょいお金を出すとオーシャンビュー確約のプランもあったのですが、今回はケチりました。

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THE 和室。
ところどころ古くささはありますが、結構広々した部屋です。

ん!
テーブルの上に目が捕らえて離さないものがあります。

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ハ、ハトヤサブレ!?
これはアリなんでしょうか。ライセンスもの? パクリ?
いいアイディアですが。

hatoya7.jpgさらに見渡すと、床の間にも唸らされるものを発見。

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鳩の置物・・・。
さらには、その脇の懐中電灯・・・。
味わい深いですね。

部屋は最安のプランだったので、完全なる中庭ビューでした。
これちょっと戸惑うのは、窓のカーテンを開くと、そこらかしこの部屋でくつろぐ人々が結構な存在感で迫ってくるのです。
なんかお互いに丸出で、やや緊張。

館内を少しだけ散策してみました。
食堂、大浴場などはフロントがあった本館側にあり、またしても筒状の通路で戻る必要があります。

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館内はわりと段差があります。
上あがったり下さがったり、ある意味バリアだらけ。(後付スロープありますが)
あと、どこのホテルもそうでしょうが、食事や歓楽などはハトヤ内ですべて完了するようになっています。
ラーメン屋、雀荘、スナックなんかが街並のように点在していていて、どことなくアドベンチャーゲームとかのフィールドのようです。

hatoya13.jpgそのまま外に行って気になっていたことをチェックしました。
どう考えてもボクらの部屋は11階とは思えないのです。

1101号室の窓に黄色いタオルを引っかけておきました。(明かりがついている上の部屋)
確認してみたところやっぱり。
6階です。
小山ぽいところの中腹に建っているので、1階が地下みたいになっているのでよくわからない作りなのですが、それにしたって11階てのはないです。
なんなんでしょうね。このサバ読み。

それから、こんなもの見つけました。

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ハトヤの消防署です。
なんか昔CMで見た記憶あります。
ここだったか。
出番あるのかな。

夕食はホテル内だとバイキング以外の選択があまりないようなので、伊東市内へ食べに出掛けました。
帰ってきたら部屋には布団が敷いてありました。
ハトのマークのあるシーツで。

翌日は館内で朝食を取りましたが、どうやら宿泊プラン別で朝食バイキングの質を変えている様子です。
食堂ではなく、宴会場のようなところに特設してあるような朝食会場でした。
味は普通です。

さてさて、摩訶不思議ムード漂うハトヤでしたが、総括としてはどうだったのかというと、一言「高い!」です。
一泊大人朝食のみ付いて9000円強でした。
ここに夕食バイキングを付けると15000円近くなります。
もちろん、サービスは悪くないですし、部屋も広いには広いです。
だだ、近代宿泊施設からすると化石のようなクオリティなので、「この状態でこれだけ取るのか」という気分もなきにしもなのです。

ただ、それらをひっくるめても「ハトヤに泊まった」というステイタスはあると思います。
昭和天皇ですら伊東に行った際にハトヤの存在を気にしていたというくらいの有名ホテルです。ここに泊まったこともなく死んでいく人たちが多い中、その優越感たるや計り知れないものがあります。

そここそのホテルと同等の金額を払い、そこまででもないホテルに滞在するというのは紛れもなく贅沢なのです。

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ここハトヤは、あらゆるところで鳩グッズを発見することができます。
興味深いのは、キャラクターとして成立している鳩ではなく、単に「鳩であれば何でもいい」というスタンスのところです。

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2009年1月号(2009年1月 9日 公開)
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