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体験系悪魔が語るUSJ

2002年4月16日

このUSJ、ボクは非常に楽しみにしていました。
その膨れ上がってしまった期待が、ところどころで不満に化けてしまった部分もあることも事実です。もうひとつの記事で書いたように、USJ間違いなく楽しいところでした。しかし、ハリウッドの人気映画のテーマパークだからと言って、手放しで褒められないこともあります。天下のUSJにケチつけるなんて、和田アキ子の歌がうまくないと言うような行為かもしれませんが、どうか記憶の端に入れておいてください。

ボクはここUSJはディズニーシーと双璧を成す巨大テーマパークだと信じて行きました。しかし、実はディズニーシーなんかとはちょっと別レベルものだったのです。
誤解を恐れずに言えば「安っぽい」のです。
もちろん現場に広がる世界はある程度心躍るものがあります。しかしディズニーのもつ質感とは似て非なるもので、どこか「としまえん」や「よみうりランド」的な俗っぽさが漂ってるのです。もちろんそれ自体は悪くない(むしろ好き)のですが、敷地の端を「書きわり」で仕切るとは客をバカにしとりませんか。これから拡張するためなんて言いわけはホントに言いわけですよ。

実はボクはロスのユニバーサルスタジオにも行っています。その時はホント楽しくてどれも最高でした。
その時感じた感動を得たくて、大枚はたいて大阪まで行ったわけですが、同じユニバーサルスタジオでもロスと大阪では全く別物です。このあたり、ボクの海外旅行の楽しかった思い出と記憶が一緒になっているんじゃないかもしれないので、念入りに脳を落ち着かせて考え直したのですが、やっぱり違います。

で、いろいろ調べてみるとある事実が浮かんできました。
バックトゥザフューチャーの揺れが甘いとかジュラシックパーク・ザ・ライドで発生する水しぶきが小さいとか、ショーのクライマックスで飛び込んでくる飛行機の翼が短いとか・・・ホントにそうらしいのです。
日本風にしてるわけですね。
日本オリジナルは何かって言うと「スヌーピー」の乗り物で、別にありがたくも何ともないものです。(バックドラフトだけはちょっと舞台が広くなり、迫力増になったような感じがしたけど思い違いかな)

それからこれは仕方ないのですが、向こうでの人気アトラクションの「大地震」は阪神大震災に配慮して設置しなかったりもしています。
あと、そんなものかなぁと思ったのは、「バックトゥ〜」が当時(5、6年前かな)ロス見たものと完全に一緒だったことです。ここは乗車時の注意とかも楽しくみせる工夫がされているのですが、そんなとこまで当時のロスと一緒。日本に作る際にソフト的には何も新しくしてない上、マシンの味付けだけはマイルドにしちゃってるってことですよね。

敷地内のアトラクション配置もまるで工夫がなく、一筆書きにも回れちゃいそうなほど単純に設置されています。園内にはほとんど起伏がなくずっと平地で、好意的に見れば「疲れない」のですが、好奇心をそそらないというか、やっぱりディズニーシーあたりの作り込みには見劣りします。

アトラクションのパターンはみーんな一緒で、「絶対予期せぬトラブルに遭遇したが、なんと切り抜けた」みたいなスタイル。もちろんこれはUSJだけでないのは知っていますが、同じことするにしてももっと真剣にテイストを変えて見せるべきだと思います。ま、行列を待ちに待って感覚をマヒさせつつ乗るのが正しい楽しみ方だって言い張るのでしたらこの意見撤回しますけど。

ショーもとても楽しませてくれてはいるのですが、外人に混じって出てくる日本の役者が大声で日本語しゃべることによって妙な生々しさというか、うさん臭さが漂ってしまいます。これは仕方ないのですが、日本の役者だとこっちも演技の腕を見る力ありますから下手だと興ざめ甚だしいのです。

食事に関してはあんまり食べてないのでよくわかりません。
ゴットファーザーでの射殺シーンの舞台となったレストランというところへ行ったのですが、これが全然外観だけで中はただのピザ屋、遊び心ゼロ。(ろう人形の死体くらい転がしとけっ!!・・・こりゃ無理か)
ロスにあったバックトゥザフューチャーに出てきた時計の広場とかサイコの家とかもないのです。
行く側は映画の中で出てきた町並みやお店をどんどんどんどんしつこいほど提供して欲しいのですが、実際はそういう試みは希薄で、映画とは関係ない、ただの外国風のところが多いです。
なんかディズニーシーを意識してるのでしょうかね。自分たちの最大最強の武器である映画へのこだわりが思いの外希薄なのです。
聞くところによると「たこ焼き」や「お好み焼き」は雰囲気にそぐわないから見送ったそうですが、誰もテキ屋呼んでたこ焼き作らそうってんじゃないんでしょ。スヌーピーのシルエットのお好み焼き作るだけで、子供たちは喜ぶんじゃないの、なんて思ったりします。

それからボク個人的最大の怒りはおみやげです。
各アトラクションの脇にそれにちなんだショップがあるのですが、これがおそろしいほど適当な商品ばかりで、かなりガッカリさせられます。
各グッズがキャラを変えて並んでいるものがほとんどなのです。ジョーズのところではジョーズのコップ、そしてジュラシックパークのところではまたそれと同じ「規格」のコップ・・・首のすげ替えっていうのも変ですが、みーんな同じ規格のキャラ違いなんです。
ボクがロスで歓喜したのは、「バックトゥザフューチャー2」で老ビフが持っていた「コブシのつえ」のおもちゃとか「スポーツ年鑑」の表紙のノートとか「サイコ」のモーテルに置いてあるという設定のバスタオルとか、それはもうお金が足りなくなるくらい楽しいグッズがいっぱいでした。
こっちは別にE.T.の顔が書いてあるTシャツなんざ欲しくないのですよ。E.T.の着せられていた服のレプリカの方が何倍も魅力的だってことがどーしてわかんないんですかね。
(責任者に会わせてくれたら、ホントに徹底的になじってやるのですが)

今度はスパイダーマンのアトラクションができるそうです。
それはそれで凄く乗りたいのですが、せっかく日本にできたユニバーサルスタジオなんだからもっともっと映画ファンのツボをつくところになって欲しいものです。

いろいろ書きましたが、繰り返します。
「USJはホントにとても楽しいところでした」

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