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無駄話テレビに負けない心

2002年8月 8日

今日たまたまテレビのニュースで「現代人が漢字が書けなくなった」というような特集を見ました。小学校1、2年生で教わるような漢字は今でもだいたい書ける人が多いのですが、3年生以降くらいから出てくる漢字は書けない人が急増しているというような話です。街頭テストで、「墓地」を書くように言うと「基地」と書いちゃう人が多かったりして、それはそれは「嘆かわしい現実」のようなニュアンスでの放送でした。

確かにボクなんかも、最近は全然漢字を書くということがないので空で思い起こせない漢字がかなりあります。そりゃ書けた方がいいですよね。
で、そのニュース内で、そうなってしまった要因をどっかの大学の教授がこう説明していました。
現代はTV、GAME、マンガなんかの影響で読書をしなくなった。そこでこんな風に国語力が低下してしまったのだ。読書をもっと取り込むような教育をした方がいい。と。

へ??? 何年前の分析してるんでしょうね。
こういうこと言ってる先生はさっさと退官してもらいたいです。
必要がなくなってしまったから衰えてしまったのだけでしょ。それが世界の近代化の運命なんじゃないですかね。読書したって漢字は書けんですよ。読めるだけで。
パソコンの普及でペンを使うよりもキーボードになっていって、ワープロとかメールとかが仕事や遊びで重要な位置になってきました。ものを書くというのは「伝達」なんです。なにも現代人が「伝達」をしなくなったわけではないのでしょ。未熟な国語力ながらも若者たちは立派にコミュニケーションを達成している事実をわかってないんですね。
ちょっと凶暴な見方してみれば、漢字書けるからといっても、それすら発揮する場面が生活の中にないのだから無用の長物とも言えなくないんじゃないですかね。遠い遠い未来では、漢字を書いたりすることはソロバン使ったりするようなことと同じ「失いつつある文化」としてそれなりに保存されたりするような時代になるかもしれませんよ。
ちょっと言葉が足りないかもしれませんが、ボクは漢字が書けなくなることを肯定しているのでなく、書く必要がなくなりつつあることを気付いてないままでいようとするTVが気に入らないのです。

漢字は書けた方がいいのはわかってますし、可能であるなら勉強したものを維持し続けるべきだと思います。しかし、円の面積とか因数分解とかが多くの子たちのその後の人生にさほど重要でないということ同じように、漢字を書くことを必要としない職業につく子が多くなっているということにも目を向けるべきです。パソコン、GAME、携帯、と日本語を入力する手段の中心が変わってしまったのに、現代人がペンを持って書けないことを嘆いてみせるのはテレビサイドの(古い古い)ポーズです。失った文化的能力ばかりをつついてくるのです。そのくせ、その漢字が書けなくなった世代の子たちがおそろしい勢いでブラインドタッチしたり、携帯でメールをうっているという新時代の能力が生まれていることを、正確に、そして皮肉なしに伝えないでいるのです。じゃ逆に同じ方法で思うように「伝達」できますかって聞いてみたいです。ペンで文を書くことが多かった世代とパソコンで文を入力することが多くなった世代との微妙な差を見極めてない気がします。どっちが正しいとかでなく必要適性なだけですよ。ホント「病んだ現代」的なニュースは作為的であることが多いので簡単に納得できません。まぁ古い世代の目線でつくらないと、視聴率とれないんでしょうかけど。見る人の世代的に。

テレビ次第で一般認識が変わってしまうという意味で、ちょっと別の話題も。
今度は日本ハムの偽装牛肉問題があったようです。それからUSJで出されてる食べ物とか水とかの問題もありました。中国産の食品とかやせ薬にも注意が必要みたいです。
これじゃ確かに「安心」なんてないですね。
でも、食品工場と料理店なんかの現場レベルでは、昔っから何があるかわからないものじゃないですかね。今、この時代このタイミングで魔が差して起こった問題とは思えません。
ただ、昔と今と違うのはボクらが「知る」かどうかだけなような気がします。
近年これだけテレビや新聞、雑誌、なんかが増えて、不祥事を起こしたメーカーなんかが報道をコントロールしきれなくなったんじゃないですかね。昔は、バレなかったとか、ワイロでもみ消しとか、いろいろあったと思いますよ。食品メーカーの衛生事情だってさかのぼればさかのぼるほど悪いでしょ。
つまり「知らされる」ことによって「大変な時代になってしまった」と錯覚させられてるです。
昔から闇はあるものですよ。

(ん〜、ジャーナルっぽい!!)

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