とうとうとうとう横綱貴乃花が引退してしまいました。
これまでの足跡云々はテレビの方が充実した内容でしょうからあんまり書きませんが、とにかく個人的な感想としては「残念」の一言。 念の為言っておきますが、ボクは貴乃花ファンではありません。むしろ微妙にアンチです。しかし、日本人にしてあの強さを誇った平成の大横綱は間違いなく大相撲の柱であり華でした。同時期の日本人横綱である兄若乃花と比較してみても、横綱度が全然違います。確かに若乃花の方が性格も明るく、技に面白味があり、見ていて飽きさせないものがありましたが、ここ一番、曙や武蔵丸とやりあえるかっていうと、これが非常に頼りないものがありました。(そういう状況で一寸法師的に勝利するところに若乃花の魅力があったのですが) しかし、貴乃花は実に横綱然とし、難敵を寄り切り、投げ続けたのです。
しばらくはあれほど人気のある常勝力士は登場しないでしょう。
で、貴乃花は引退しましたが、一代年寄を取得したので、今後も貴乃花という名のまま存在します。
「年寄」とは引退後の相撲協会で働き続ける資格みたいなもので、「○○部屋」とか「○○親方」とかの言われ方をしている例の名前です。この年寄は105名と決まっていて、名のある力士は現役のうちに取得していて引退したらその年寄を襲名するようになっていたりします。逆言えば、年寄株取得できなければ協会にはいられなくなり、ちゃんこや経営でもするしかなくなってしまうのです。
今回の貴乃花のような現役時代の功績が認められると105の年寄とは別に一代限りの資格として「一代年寄」という状態になる場合があるのです。大鵬とか北の湖と一緒の扱いですね。ちなみにこないだ辞めた曙も引退後も曙と名乗っていますが、横綱の場合は引退後5年間は親方として協会にいられるのでその5年間のうちに年寄株取得に奔走したりするのです。確か若乃花は引退後「藤島親方」になったような記憶があるのですが、その後ご存知のよう廃業しています。聞くところによると一度辞めた人はもう戻れないようなので、花田勝くんは相撲に携わることはもうないのです。(PRIDE出ろ!!)
さて、貴乃花引退の影では、連日相撲は続いています。
朝青龍が快調に白星を重ねていっているので、ほとんど優勝は間違いないでしょう。2場所連続優勝は横綱への切符ですから、このままいけば新横綱の誕生です。史上初モンゴル人横綱ということですね。
朝青龍自体とても強いのは確かなので今回の昇進大反対はしません。しかし忘れてはならないのは、この場所は、貴乃花、武蔵丸、魁皇、千代大海、栃東、雅山がいないということです。
これまで綱挑戦に何度も敗れた大関はたくさんいます。そんな時に壁となっていたのはほとんど今回休場しているような顔ぶれです。上位陣にこれだけの休場があるのも珍しいのですが、その場所が綱取りの場所となる朝青龍も相当な幸運の持ち主かもしれません。千秋楽、朝青龍が結びでぶつかるのは、これまた恐ろしく不調で、休場しないのが不思議なくらいの武双山でしょう。武双山は千秋楽に勝ち越しを掛けるなんて低レベルな展開なっても不思議ではありません。
このような状況で手に入れた賜杯にはどうしも重みが伝わってきませんよね。
これはボクだけの意見ではないでしょう。
さぁ難しくなりました。
あっさりと新横綱誕生か。
難癖つけて昇進見送らせ、「民族差別」の言葉に耐えるか。