こんどはフジテレビで緊急特番でした。
「独占入手!緊急生放送『裏切られたマイケル・ジャクソン〜未公開テープが語る真実』 あの番組は許せない・・・本人激怒!反論VTRノーカット」
仰々しいではありませんか。
前の記事でもチラリと書きましたが、あの密着ドキュメント番組へのマイケルからの反撃がこれのようです。
が、出てくるレポーターが言うには「この番組の編集にはマイケル・ジャクソンは関与していない」とのこと。ホントですかね。じゃこの番組の屋台骨はマイケルを愛する有志ということですか。ノーギャラでみんなしゃべってくれるとか言ってましたね。あっぱれ。
内容は「マイケル・カメラ」と呼ばれるマイケル・ジャクソンが私設したカメラによる証拠発言をいかにも中立を装いながら「マイケル擁護」のムードで伝えるものです。
確かに見ていると、なんとなく前回の番組がウソっぱちであったかのような気すらしてきます。実際発言なんか検証しても、あの密着していたジャーナリストがある程度内容をいじくっているのは明確なように思えます。しかししかし、よくよく思えばボクら一般視聴者の多くがうなずいてしまった「核」の部分の疑いは実はあんまりひっくりかえってはいません。
マイケルの父親の乱暴についても、「厳しかったが、虐待とまではいかない」とか「ホントはやけどによる整形なんだ」とか「皮膚が漂白してしまう病気」だとか、子供とマイケルの関係は正解であると訴える母親とか、どれもこれもちょっとしたニュアンスの違いだけであって、本質的な部分ではマイケル・ジャクソンの「不思議」にはあんまり変化ありません。特に元妻なんかの発言はやたらとマイケルをかばうものばかりで、金の臭いがプンプンしてきます。「超越した関係」みたいなのを示唆していましたが、金も絡まないであんな都合のいい関係ってありますか。今でもマイケルが子供を欲しがれば産むのだとまで言うのですよ。
それにしても、日本版の番組を進行するのが、小倉智昭とデーブ・スペクターってのは凄いですね。どっちかでいいからもっと説得力のある人を用意すればよかったのに。小倉智昭が「オレはマイケルが皮膚病になったのは信じるなぁ」とか、例の調子でマイケルをかばっていましたが、白くなったのは病気だったとしても髪の毛がまっすぐになったのは病気ではないでしょう。その辺の心理を読み取る努力をしてるんでしょうか。してなかったとしてもアホですし、してた上で言っちゃうのだったらやっぱりアホですし。テレビ番組の伝え方でどんな風にも伝えられるって代表的なサンプルをさばくのが、これまた伝えるってことに対して意識の低い人が司会をやっているのですから、もうグラグラです。
まぁ、この一連の騒動、前の番組はおもしろさを追及する上でちょっと作為的になってしまい、今回の番組はそれを否定しつつ、思えばやっぱり作為的になっていて。じゃホントのところはどうなんだってところに話が及ぶと「黒であったと思ったら、白になった。が、完全な白にはみえない」というような着地をみせる実にマイケル・ジャクソンそのものの現象だったのです。
(そーか、あの顔は財前直見に似てるのか・・・)