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体験系スーパー銭湯にて

2003年3月12日

こないだ行ったスーパー銭湯「ららぽーとの湯」での話。

豊富にある浴槽を転々と味わっていくうちに、ややのぼせてきたので板の間の休憩ベットのところへ腰掛けていました。
と、ちょうどボクの目の前、目線の真ん前に2人組の青年(中3〜高校くらい)が通過していきました。
その片方の青年、やたらと股間をガードしています。
腰に一周やや大きめのタオルを巻いていながら、両手はそれがずれたりしないように注意をはらっている感じです。
「さらせ」と言いたいわけではないのですが、あそこまで隠すとやや不気味です。無論、風呂場ですから多種多様なナニにお目にかかれるわけですが、稀に絶対に見せない男がいるのも全く不思議なことではありません。そういう男がいたとしても、それ自体たいした興味ではないのです。

が、次の瞬間、ボクの眉間には鋭い亀裂が入りました。
その青年なんと、そのままタオルを巻いたまま浴槽につかってしまうのです。
まったくの躊躇なしに。
よくよく見ると、もう片方のたいしてナニを隠していたわけではなかった青年も、実に気軽にタオルを湯に浸します。もう自分の家の風呂のよう。
幸か不幸かその浴槽「絹の湯」という白濁した湯で、青年たちの泳がせるタオルは外からは見えないので、彼らの愚行を知るものはいません。
ふと、考えてしまいました。
彼らはあの歳になるまで、こういう行為を誰にも注意されないできたのでしょうか。
あの屈託のない笑顔に罪の意識を見つけられません。
これはボクが「鬼」になるしかないのか。
ボクは彼らに、タイミングを見計らって角が立たない程度に一言いってやろうかと、腰を上げました。

と、その時、ボクは新たな、そして大変な物件に遭遇してしまったのです。
ボクの小さな正義の心を一瞬にしてなえさせたその男は、年の頃はその2人組の彼らとほぼ同じ。やや痩せ型です。
な、なんと、エレクトしているではありませんか。
全開=Cとするならば、スタンドレベルB。
そして、驚くべきことに彼は全くそれを隠していないのです。隠していないことから、一瞬は「立っていない」と思い直したのですが、やっぱり見間違えではありません。レベルBなのです。
かねてからのボクの持論としては、「男には立っているところは見られたくないが、女には立っていないところは見られたくない」というのがあるのですが、その考えに沿わせても、その彼のすがすがしいまでの潔さは驚愕に値するのです。
彼は仰天で立ちすくむボクに目もくれず、露天の方へ向かっていきます。

何が彼のナニをああいう状態にさせたのか。
女湯から漏れてくる声から想像でも膨らませたのか。
ホモか。
湯けむりの中、ボクの思考はあまり鋭く展開してくれません。しかし、とにかく追跡だけはしなくては、と露天エリアにいきました。
と、彼はすでに「高見の湯」という浴槽につかっています。
ここ「ららぽーとの湯」の露天エリアは、比較的小さな浴槽がたくさんある感じになっています。近づいて一緒の浴槽に入るのはあまりに危険です。いや、彼がホモだと決めつけているわけではないのですが、狭い浴槽の中、強力なプレッシャーに押しつぶされるような気がしていましたし、カウパー氏腺液も気になります。
ボクは遠目から静かに観察を続けました。

しばらくたって、彼は立ち上がります。
ボクは心の中で叫びました。
『お、おさまったのかぁ』
すると、なんと彼はそれまでとは一転、股間にしっかりとタオルを覆って歩き出しているではありませんか。
さっきまであれだけ堂々とさらしていた彼が、どうして今度はあんなに隠しているのでしょう。
まさか、何かが済んで、先をぬぐっているのでしょうか。いや、話としてはおもしろいかもしれませんが、実際それはないでしょう。第一そんな動きには見えませんでした。それとも、おさまったからこそ見られたくないという心理なのでしょうか。いやいや、あのタオルの下はおさまるどころかレベルCになってしまい、いい加減さらすのはよくないと判断したのでしょうか。
う〜ん、謎。

男の心のラビリンスに迷い込んだ気分でした。

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