終わってみれば、難なく朝青龍の横綱初Vでした。
魁皇の逆転Vも見てみたかった(13日目までで2差の逆転は史上初)のですが、千秋楽の相手がカド番大関武双山の勝ち越しを掛けた一番とあって、魁皇の人の良さが影響していたようです。結構あっさり負けですもんね。
相撲というのは「勝ち越し」と「負け越し」とでは、文字通り雲泥の差なのです。給金直しといって、勝ち越して場所を終えると給料が上がります。ま、そのあたりから千秋楽なんかは勝ち越しが掛かる一番があったりするので、取組相手によっては星の売り買いがあるとかの話が後を絶たないのです。
この一番については魁皇も優勝の望みが残っていたので、星の売り買いはなかったと思いますが、それにしても不甲斐ない。テレビ解説(北の富士?)でも魁皇が負けた瞬間に「これが魁皇なんですね」なんて言ってましたし。
ホント負ける時は簡単。
で、朝青龍。やっぱり地位に力は付いてくるもんなんですね。千秋楽結びで当たった千代大海との一番を見て、千代大海と朝青龍ってこんなに力の差があったっけなと思わされました。千代大海の出足をしっかりと受けて、相手の隙を見事ついて投げる様はまさに横綱でした。これは認めざるを得ないか。
場所中は「品格がない」とかなんとかバッシングありましたが、気にしないでヒールとして頑張ってほしいですね。好きじゃないけど、存在感は感じてます。
貴乃花みたいな優等生横綱に慣れちゃったから世間は少し戸惑ってますが、長い歴史なはああいうのたくさんいたと思いますよ。
あと武蔵丸の復活後に真価を問われますね。
さて、もう一つ。
あの安芸乃島がとうとう引退しました。正確には14日目の取組で負け越しが決まり、十両陥落が決定的になっての決意でしたので、千秋楽は土俵に上がらずに相撲人生を終えました。金星16は史上最多で、今後もなかなか破られないでしょう。なにしろ、金星というのは平幕力士でないと獲得できないので、横綱をそんな何回も倒す力士はとっくに出世してしまっている場合が多いはずなのです。安芸乃島はケガに結構悩まされた人ですから、最高位も関脇ですが、とにかく「大物喰い」が印象的の力士でした。強い時は凄く強かったんですが・・・。昭和に入幕した最後の力士です。寂しいですね。
あと高見盛についても語りたいのですが、もう少し研究してからにしましょう。なにしろ10年に一度の逸材なので。