いきなりときめくようなタイトルですが、正確には「カレージュレ」という製品です。S&Bから発売されているものなので、珍品というほどのものでもないかもしれませんが、そんなに誰もが食べるようなものでもなさそうなので取り上げてみました。
この商品、昨年あたり出現した、その名も「冷やしカレー」のリベンジ版と思われます。おそらく前作が期待ほど売れなかったので再調整してきたのではないでしょうか。確か前のは単に冷たくても食べられるカレーというだけで、ゼリー状だった記憶はありません。実は以前、その「冷やしカレー」も買ったことがあるのですが、とうとう賞味期限切れるまで食べることなく捨ててしまいました。「まずそう」とかの以前に「暑いから冷たいカレーでも食べよう」というひらめきがまだ培われてなかったのです。今回店頭でこれを見つけて再度挑戦してみたというわけです。
さて、まずはパッケージを吟味。
ガラス容器にやや透明度の高いカレーが盛られ、「にぎやかな野菜とハムのカレーゼリーよせ」と謳われています。パッケージ写真はその商品のベストの姿であるでしょうから、そこに写っているのは「カレーゼリーライスのもっともうまそうな状態」ということですが…
微妙。
ゼリー感のせいでしょうか、なんか猫ちゃんの食べるもののような印象を受けます。
と、その脇には「牛エキス不使用」の文字。
もしかしたら前作は例の狂牛病騒動でモデルチェンジを余儀なくされたのかもしれませんね。
よく冷やしてからと書いてあったので、冷蔵庫に入れておきました。
いざ開封。
どろんとした感じの物体が出てきます。ゼリーって感じはあまりしません。普通のレトルトカレーとおんなじようなもんじゃないでしょうか。冷やしてある分、凝固した感じがあります。具が結構入っている感じで、カレーゼリーそのものがなかなか確認しづらいですね。無論パッケージ写真よりもグロテスクなものです。ますます猫ちゃん向けっぽい。
と、空いたレトルトパックをゴミ箱に入れようと立ち上がった時に、机に体をぶつけてしまいました。
ぷるん!!
ぶつかって揺れた机の上では、紛れもなくゼリーな揺れを見せるカレージュレ。
心躍らせて早速試食です。
ぼってりとしたカレー近辺をスプーンで一すくいし、口に運んでみると…
『ん?・・・カレーじゃん』
普通の温かいごはんに乗せてしまったせいか、冷たいというほどのものはありません。単に二日目の温めてない常温カレーという感じです。しかもゼリーな食感など皆無。ホントに温めそこなったレトルトカレーです。
おなか空いていたので半分くらいまでは何も考えず食べてしまいましたが、後半次第に印象が固まってきました。
『これ、流行らないな…』
街のお店で出しているならまだしも、これは味自体がレトルトなので本来目標としている「冷たいカレーも結構いける」という段階まで到達していません。
食しながら気付いたのですが、パッケージの裏面に小さく「ジュレ……フランス語でゼリーの意味」とあります。
商品開発の現場では「カレーゼリーじゃ引かれるだろ、フランス語にしとけ」という意見がまとまったのでしょうか。どのみちこの程度の味なら「カレーゼリー」で話題になる方がよかったのでは。
ちなみに期間限定だそうです。