とうとう武蔵丸も辞めました。
ま、久々出場の今場所は、優勝かそれに準ずる成績でないと引退であるというのは周知のお話ですので、落ち着いて考えを及ばせてみればこの結末は当然だったかもしれませんね。
元々武蔵丸は、技巧的にも見どころなどがないばかりか、時に驚くほどモロい相撲をとったりする力士ですので、ボクはずっと「大関以上横綱未満」という見方をしていました。もちろんそれでも、貴乃花晩年の奇跡のストーリーは武蔵丸がいたからこそですので、これにてまた一つ時代の区切り目を感じたりもします。
それにしても、曙、貴乃花、武蔵丸、どうしてもっと真剣に減量を考えてくれなかったのでしょう。もし適性体重を維持できてれば、この3横綱はみんなあと3〜5年ずつ相撲とれていたように思います。まさか未だに、稽古して、ちゃんこ喰って、昼寝して、みたいな伝統的な調整方法だけで場所に挑んでるわけはないでしょうが、スポーツ科学とか入り込んでる気配もあんまりないんですよね。それから、一番問題なのは横綱というものがあまりに地位が高いものとしているので、減量なり勧告するべき人が周囲にいないんじゃないかってことかもしれません。まさしくオレ流がとおってしまいそうですから、自分で気付いた頃には足がついていかないって感じではないでしょうか。
さて、武蔵丸の去就ですが、横綱ですから当然一代年寄「武蔵丸」を名乗り、しばらくは部屋付の親方ってことになるのでしょう。しかしどうしたって気になるのは「格闘技転向」。大晦日の3局のイベント対決で、タマが足りてないのは誰の目にも明らかです。現実的であろうとなかろうと、当然声はかかるでしょう。横綱の月給282万がもらえなくなるとしたら、当然お金のことも考えるようになってきます。まだ32歳ですので、ファイトマネー如何によってはぐらりとくるものがあるのではないでしょうか。無論相撲協会からの風当たりは厳しいでしょうが。
曙vsサップという目玉のいるK-1勢は無理に獲得しなくてもいいでしょうし、PRIDEも隠し球路線ではない感じです。当然こういうのが欲しいのは猪木のところでしょう。先日負けてしまったミルコだけですと、どうしてもインパクトに欠けます。格闘家vsプロレスラーという構図を守る為に武蔵丸vsミルコはなさそうですが、小川もミルコはヤダけど武蔵丸ならイイとか言い出しそうな気がしませんか。
さぁ、武蔵丸、大晦日はどこにいるのでしょう。曙がK-1参戦する時に「さみしい」と答えた武蔵丸ですから、簡単にリングにあがるとは思えませんが、それならせめて紅白の審査員席に座っていてほしいものです。