「K-1 WORLD GP 2003 決勝」の件ですが、楽しみにしていないというのがそのまま行動に出たようで、OAの時間帯には飲みにいってしまい、今さっきビデオで見ました。
ボクがした予想は、藤原紀香の髪型を含めほとんど何も当たりませんでしたね。思えば、こうなるのが最低限の理想なんじゃないかという甘い予想だったかもしれません。結果は悪い方に傾いてます。そんなにK-1というものが好きでない人にも、その価値が「降りてきた」のはわかるのではないでしょうか。
とにもかくにも誤算に感じたのは、ボタのK-1環境への準備不足さ、レイ・セフォーの体調不良の深刻さ、ピーター・アーツの調子よさ、ですね。でも、それらを踏まえて、武蔵はよくやったと思います。一回戦を運と共に突破することによって、ベスト4らしい、はたまたベスト2らしい戦い方が、体の奥底から湧き出てくるようでした。全試合判定というのが、らしいなとは思いますが、自信にはなったでしょう。ま、このメンバーの今大会だけの話ですけど。
優勝したボンヤスキーは、出場選手中もっとも勢いがあったので、それがそのまま結果になった感じです。今の時点では、K-1チャンピオンというのが「安く」させられたような気がしないでもありませんが、武蔵よりかは未来があります。こうなることで以降本格的に強くなるでしょうし。なんとなく、ダイエーにいた小久保が28本でホームラン王を取った時のことを思い出しました。それでも清原は取れなかったのですから、こういうタイミングでも力を出し切ることは勲章につながるわけです。
イグナショフの敗退は残念に思いましたが、アーツが安定してたので仕方なかったかもしれません。腐ってもアーツというところでしょうか。それでも勝たなきゃダメだったんですけどね。
総括すると、やはり想像どおり「つまらない大会」でした。見るべきところはあるにはあるのですが、それは「この大会の中で」という枕詞あってのことです。これでドームに4万なんぼも客が入るのが不思議でなりません。
この史上最悪のK-1GPが終わり、なんとなく思ってしまったのは、K-1の行方。
ドキドキするカードの肝は「負けられない」にあります。この対決落したら…というところに緊張感があるのです。今回のトーナメントは、未成熟か、脇役か、末期か、という選手ばかりで、「負けられない」選手は1人もいないのです。あえて言うならボタが未知数だったので、一回戦でも勝てば以降ドラマがあったかもしれませんが、それも達成できませんでした。
今やK-1のマーチメイクでドキドキするのは、サップ、バンナ、ミルコ、を絡めた試合くらいになってきています。そのうちサップは、まともなK-1ファイターと当てても驚くような結果が残せなくなりつつありますし、ミルコは総合ルールでも引っ張りだこです。バンナだって総合経験してますし、アーツもイグナショフも総合を視野に入れてます。今大会にはありませんでしたが、最近K-1内で「総合ルール」の試合やったりすることがあります。年末のDynamitey!!も両ルール混ざってくるでしょう。確かにその昔、田村潔司がK-1の大会の中でVT戦やったりしたこともありますが、あの頃とは事情が違います。最近K-1が総合に手を出すのは、K-1の試合だけでは魅力的でなくなったという自覚と、サップなどの人気選手をK-1で扱いたいからです。つまり団体化してるわけです。見る側にしてみれば、立ち技ならK-1、総合ならPRIDE、という認識があったのですが、それも今は昔。加えて、今回のK-1GPの結果がもたらす決定的なステイタス低下で、選手ががむしゃらになってK-1チャンピオンになりだかる時代は終わったのかもしれません。K-1適性なければ総合を試そうという選手は増えていくでしょう。その準備がK-1にはあります。アーツ、イグナショフなんかが総合ルールやるのは、やっぱりK-1の大会だったりするんじゃないでしょうか。レフリング含めて餅は餅屋だと思うのですがね。
どうしたことでしょうね、K-1。
谷川を追い出すのが手っ取り早いかな。