続きですが、スゴ録だけの問題点をどうのこうのいう前に、もうちょっとDVD全般にかかわる基礎的なお話を先にすることにします。
VHSのテープの場合、録画モードというのは「標準」「3倍」とありましたよね。
DVDにもやはりいくつかの録画モードがあり、
とりあえずスゴ録の場合、「HQ」「HSP」「SP」「LP」「EP」「SLP」、それとHQの拡張モードの「HQ+」というものの、合わせて7段階あります。これは共通のものとかではなく、メーカーによってまちまちですが、スゴ録の7段階は他機種に比べて「少ない」です。
実際の印象としては、DVDの「SP」と「LP」の間くらいが、VHSでいう標準くらいでしょうか。
| 録画モード | 記録時間 | ボクの感想 | |
| ハードディスク(250G) | DVD(4.7G) | ||
| HQ+ | 34時間 | 不可 | 最高最高キレイ |
| HQ | 53時間 | 1時間 | 最高キレイ |
| HSP | 81時間 | 1.5時間 | すごくキレイ |
| SP | 107時間 | 2時間 | まぁまぁキレイ |
| LP | 164時間 | 3時間 | 見れる |
| EP | 217時間 | 4時間 | ちょっとツライ |
| SLP | 325時間 | 6時間 | かなりキタナイ |
表のように、ボクにとって実用的なのは主にSPで、ちょっと見れればいいというのでLPという選択です。デジタルでの「キタナイ」というのは、ブロックノイズというのが目立つことを指し、これがビデオテープなんかの「キタナイ」に比べて、見てられないくらい「キタナイ」感じがあります。ボクの主観では、SLPあたりはほとんど必要のないくらい粗いモードです。
こんな風にSPだとかEPだとかで録画する際に、機械の方は「エンコード」と呼ばれることをしています。何かテレビ番組を録画しようとする時、30分番組なら30分の実時間かけて録画しますよね。この時にやっているのがエンコードという働きだと思ってください。
さて、そうやってハードディスクにたまった番組をDVDに移すのが、いわゆる「ダビング」です。このダビングにも厳密には2種類あります。
例えばSPで録画したものをSPのままDVDにダビングする場合は「高速」でダビングしてくれます。これはパソコンでファイルを複製するのと同じようなことで、全く同じもの、つまり無劣化でコピーするわけです。
それに対して、SPで録画したものをEPにして録画したいとするなら、その際に「再エンコード」がされてしまい、実時間がかかってしまいます。この時に、もう一度エンコードがかかるということは、劣化は避けられないということです。
ちょっと補足ですが、
よく「24倍速ダビング」とかを宣伝していたりするのを聞いたことありませんか。
先日発売されたPSXも当初24倍速で出ると言っていたのに12倍速になってしまった…とかの話もありました。しかし、この24倍速というのは、「SLP」という一番汚いモードから「DVD-R」にダビングする場合のみ発生するスピードで、先述のようにSLP自体が実用的に思えないので、最初からSLPで録画するってことがないに等しいのです。ましてや1度しか書き込めないDVD-Rへ保存する目的としては、かなり「ない」のではないでしょうか。ボクも、この24倍速を体験したことありませんし、これからも使わないだろうなぁという感じがしています。
つまり、ここでのスピードはほとんどカタログスペック専用という感じで、実際たいしてありがたい機能ではないのです。
参考までに、
以下は、ハードディスク上にある1時間番組をDVDにダビングした場合にかかる時間です。
| 元の録画モード | 2倍速 DVD-RW |
2.4倍速 DVD+RW |
4倍速 DVD-R |
| HQ | 約30分 | 約25分 | 約15分 |
| HSP | 約20分 | 約17分弱 | 約10分 |
| SP | 約15分 | 約13分弱 | 約8分弱 |
| LP | 約10分 | 約8分強 | 約5分 |
| EP | 約8分弱 | 約6分 | 約4分弱 |
| SLP | 約5分 | 60分 | 約3分弱 |
ボクの使い方でいうと、1時間の番組をスゴ録で録画してカーナビなど別のプレイヤーで再生しようとした場合、元がSP録画であることが多く、見たら消してしまう予定なので、+RWか−RWという選択ですので、13分〜15分かかるということです。−RWの場合は、15分+ファイナライズですね。元が一時間ですから高速といえば間違いないことですが、カタログでうたっているほどは便利じゃないということです。(+RWがSLPからのダビングに実時間かかっているのは仕様だと思ってください)
高速ダビング絡みでついでにお話しますと、
スゴ録にも簡単な編集機能はあり、ハードディスクに録画したテレビ番組なんかのCMカットくらいはできます。「A-B消去」といって、A地点、B地点をマークしてその間を消去するという機能です。この編集機能の精度がかなり低いという話もしたいのですが、それより問題なのは、なんとかうまくCMカットできた場合でも、高速ダビングした場合はカットしたはずのCMがチラリと混入してしまうことです。ハードディスクに残ったものを見直してもCMカットできているのにです。これはタチが悪い。で、どうもこれは高速ダビングする際には仕方ないことのようなのです。高速ダビングとは無劣化コピーですから、つまりは、せっせとCMカットなんかしてみても、無劣化のままダビングしようとすれば少しゴミが入ってしまうということなのです。なんか解せませんね。
じゃぁどうしろというのかと聞かれれば、CMカットして保存しそうなものは、あらかじめ最高画質のHQモードで録画して、CMカットした後でSPなりに再エンコードすればいいということなのです。その為なのか、スゴ録にはHQからそれ以下への再エンコードにはVBR(可変ビットレート)というのが作用するようになっています。動画の動きに合わせてデータ量を調整する機能です。実際に、ただSPで録画するよりも、1度HQからVBRによってSPに落した方がキレイみたいなのです。これはスゴ録固有の優れた機能には間違いありません。しかし、それが有効なのはハナから残すか決めていたらの話です。何もかもHQで録画していたら250Gあったってすぐいっぱいになってしまいますもんね。思いがけず残したいものがキレイに残せるから便利なのですから。
先程の高速ダビングでゴミ混入の件ですが、もし最初に録画した状態がHQでない場合。CMカットの時点でもっと本編に食い込ませるようにカットすれば回避できなくもありません。混入する分を想定して大目にカットすればいいのですから。しかし、これは経験とか勘とかが重要になってくるので便利とはまた遠いところへいってしまいますよね。
さてさて、ここまでの「スゴ録」の問題はまだいいです。そういうものだと理解して、使い方を工夫すれば。
それよりもっと重大な欠点があります。
それはボクにとっては買い替えたいくらい深刻でした。
次回にて。
こんにちは。
まだちょっとサイトが整備されていなくて、ご質問の書き込みに気付くのが遅くなりました。スミマセン。
DVD-RWですか?
前にボクが使っていた(Gigabit Ethernet)のは、ファイナライズさえすれば内蔵ドライブで見られましたので、PB(DVI)なら問題ないのではないかと思います。DVD-RWならば、ビデオモード&ファイナライズで、多くのDVD機器で見られる感じです。(おそらく)
ただ、DVD+RWとなると、うちのはNGだったので、下調べが必要かもしれません。
スゴ録でdvd-rwで録画したものを、マック(OSX10.3.4)でみれますか?当方はPOWERBOOK800DVIでパイオニアDVR-S502(外付け)
なんですが?