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格闘技ボブ・サップの使命

2004年3月15日

テレビで「K-1 BEAST2004 新潟初上陸」を見ました。
K-1がついにK-1MMAという総合ルールを導入した大会です。5月にはこのMMAだけで大会を成立させようと目論んでいる様子です。今後はわかりませんが、とりあえず今回のくくりは「K-1 JAPAN」なのでヤバそうですね。

カードとしては、従来のK-1ルールと、K-1MMAルールとが半々くらいでした。
■宮本正明vsタイソンの弟 (K-1ルール)
■中迫剛vsマーブリックという謎の格闘家 (K-1ルール)
■富平辰文vsピーター・ボンドラチェック (K-1ルール)
■天田ヒロミvsバター・ビーン (K-1ルール)
■マイケル・マクドナルドvsLYOTO (MMAルール)
■サム・グレコvsステファン・ガムリン (MMAルール)
■イグナショフvsスティーブ・ウィリアムス (MMAルール)
■ボブ・サップvsドルゴルスレン・スミヤバザル (MMAルール)

といったとこ。
さて、みなさんはこの中でどの試合が見たいですか?
ボクが興味を持っていたのは、メインのサップvsスミヤバザル、イグナショフの成長、グレコの総合ルール適性、LYOTOの本当の実力のほど、そしてタイソンの弟ってどんなの、というポイントです。

と、驚くことにこの日のON AIR、なんとグレコ、LYOTOの試合は完全カットで、宮本、中迫、富平、天田の試合を非常に丹念に放送していました。
バカなのか。
グレコはチョークスリーパーで25秒勝利、LYOTOは2分30秒、ギロチンチョークで勝利、ふたりで3分の試合を流さず、宮本(判定)、中迫(1RKO)、富平(判定)、天田(判定)の方を流すのです。
バカなのか。

これはボクの憶測なのですが、もしかしたら5月以降のMMAルールでのK-1イベントは日テレが放送するとは決まってないのかもしれませんね。今回はとりあえずジャパンの名の元に開催することで当然日テレが流しましたが、今後どこでやるかもわからない「MMA」が「おいしいソフト」になってしまうのはおもしろくない、それよりもジャパン戦士を優遇しようではないかということかもしれません。
それなら少しは納得できます。
このバカっぷりが。

さて試合。
そんなわけで注目は、タイソン弟、イグナショフ、メインだけになりました。

タイソンの弟は母が違うとかの話で、25人いる兄弟のひとりだとか。
一番凶暴なんですって。
まぁ、思っていたよりもローキック我慢できてましたが、特別ボクシングもうまくはないので、なかなか大成は難しいかもしれませんね。ちょっとだけ顔が似ていましたが、「ツインタイソン」って何だよって感じです。

イグナショフは当然の結果ながら、見事なKO勝ちでした。
次第におもしろくなっています。
格闘技としての見どころは少なかったのですが、力は伝わってきますね。
今度は誰と組みましょうか。中邑の再戦になるのかな。

そしてメインのボブ・サップvsドルゴルスレン・スミヤバザル。
これ実は結構楽しみにしていました。
いまさら言うに及ばないのですが、スミヤバザルは横綱朝青龍の実兄で、モンゴル相撲の猛者であったりレスリングのオリンピック代表であったり、朝青龍自身も「兄弟で一番強い」と語っていたりします。以前新日の興行で高坂剛と対戦した際に左ヒジを脱臼してしまい、それ以降日本での試合はやってません。
ボクの個人的見解は「スミヤバザルが勝つ」だったのですが、今回も無念のTKO負けでした。足首の故障だとか。最初は「やれるんじゃないの」という疑いがあったのですが、試合後に裏で泣いていたのと情報ですので、ほんとにダメだったのでしょう。
前回の高坂戦の時も思ったのですが、本当に「いいもの」を持った選手だと思っています。立ち技、寝技は未知数ですが、突進力とグランドコントロールは唸らせるほどの余力を感じさせます。あのサップもコントロールされていたのですから。問題はグランドになったとしても、パウンドもサブミッションも備わっていなさそうな点。
まぁとりあえずボクは、今回も偶然の故障であると認識し、次回に期待をかけます。
強いモンゴル人ってロマンは捨て難い。

さてさて、そんなわけで白星を拾ったボブ・サップですが、ちょっと苦笑したのは試合後。
日テレのバカアナが叫びます。「あ、今ボブサップがこちら解説席の方をチラリと見ました。こちらに来るということでしょうか!!」
君、どうしてそう考える。
そして、その言葉どおりにまんまと解説席にやってきたボブサップ、いろいろと的外れな勝因を述べていました。
プロレスでもやらんですよね。試合した選手が解説席で自分の試合を振り返るなんて。

そういえば、大会終了時のサップのマイクパフォーマンスで、「朝青龍出てこい!!」のようなセリフを聞きながら、ふと思ったのですが、そうやって朝青龍を挑発し続けることがボブサップの与えられた使命なのかもしれませんね。あの朝青龍なら相撲協会の姿勢なんかお構いなしに反応してしまいそうですもんね。相撲廃業してK-1参戦したら、ボブサップにボーナス出るようになってたりして。

ちなみに、朝青龍の本名は、ドルゴルスレン・ダグワドルジといいます。

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