格闘技界で、このところ気になっていた案件2つに答えが出されたようです。
タイソンのK-1参戦と吉田秀彦のPRIDE ヘビー級GPの欠場。
まずはちょっとまだ信じられないタイソンの方から。
情報では、
>ボクシングの元統一世界ヘビー級チャンピオンのマイク・タイソン(37)が今夏、総合格闘技「K−1」に参戦することが分かった。8日午後(日本時間9日午前)に米ロサンゼルスでタイソン本人とK−1関係者が会見し、正式発表する。試合は7月下旬から8月上旬に予定されており、対戦相手には、ボブ・サップ(30)が有力とされている。
ということです。
これは複数のスポーツ紙系サイトで報じられていますので、ほぼ確定と踏んでいいのでしょう。
えらいことですね。
ピークは過ぎたといえ、やはりタイソンです。説明無用。これまでの格闘技史の中でも飛び抜けてデカイ存在です。ボクシングのトップ級と、K-1やPRIDEのような局地的なほとぼりとは全く次元が違います。格闘技好きなボクの目線でも、ヘビー級ボクシングの格式というものには特別視せざるを得ない感覚が残ってます。今までちょこちょことK-1の放送の中で姿を見せていましたが、それだってタイソンのことですから、リングに上がることなど夢のまた夢に思っていました。ホントにウソのような話。
しかし同時にボクの反射的な感想としては、
『タイソン落ちたな』
です。
本当に参戦となれば、対戦相手はボブサップ、ホースト、バンナ、なんかがリストアップされるのでしょうけど、K-1ルールでやったとして、タイソンがどれほど結果を残し、どれほどのペースで参戦しつづけるのかはわかりません。ローキックの打てるまともな選手とやったら思いがけず惨敗することだってあり得ます。無残な姿をさらして過去の栄光にキズをつけてしまい、その三ヶ月後ぐらいにはまたまたリベンジ戦があったり、そうなってくると完全にタイソンのありがたみも薄らぐことでしょう。逆の目線になると、K-1ルールでタイソンと試合を組まれるとなれば誰にしても「おいしい」試合です。あのタイソンをKOしたというだけで選手としてのステイタスはジャンプアップしてしまいます。下手すりゃ武蔵だって勝つかもしれません。そしたら世界に「日本の武蔵がタイソンに勝つ」というような時代劇国家扱いに輪かけるようなニュースが飛ぶわけです。
以前書いたように、ボクは今のK-1を非常にいぶかしい視線を用いて見ています。
来年の今頃、タイソンがK-1ジャパンでタイソン軍団の団長として息巻いている姿を見せられる覚悟だってしておかなくてはなりません。
それにしても、5月からスタートするK-1 MMAでは藤田、ジョシュ・バーネットを確保し、ヒクソンとフィリョも内定させているようですし、仮にタイソンがモロK-1でダメでもMMAへスライドさせることも提案できるわけです。くやしいほどに盤石ですね。これで猪木の「ダー」もいただいたら、PRIDEを追い抜いて本流になってしまうのかもしれません。
ため息。
さて、順風満帆なK-1に対し、PRIDEの方は微妙です。
結局、吉田秀彦のヘビー級トーナメント参戦は「なし」になりました。
ま、そんな気してましたけどね。
PRIDEにしても、ミドル級トーナメントにしても男祭りにしても、吉田におんぶに抱っこでしたからね。ヘビー級にノゲイラ、ヒョードル、ミルコのビック3を揃えていたとしても興行的には勝てそうな日本人がいるかいないでは全然違います。今のところ日本人は横井だけということですか。(戦闘竜はハーフ) 近藤もシウバ戦を一番の目標にしていますからトーナメントに出る必要もないでしょうし…。参戦が内定していたプレデターもK-1に引っこ抜かれたようですし…。こうなってくると16人でトーナメントすることの必要性もあまり感じなくなってきます。結局見たいのはミルコvsヒョードルなわけですから。
このムードのままPRIDE GPが終わったら、ミルコは「タイソンとやれるかもしれない」K-1へと里帰り。となると、今年の年末はミルコvsタイソンが実現するかもしれないですね。
元警官vs元囚人か………それ見たいな。