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試食レポート試食レポート37「幸楽ラーメン」

2004年4月10日

ラーメン報告書ではありませんが、今回の試食はラーメンなのです。
TBSの「渡る世間は鬼ばかり」の劇中に登場する中華屋の幸楽のラーメンをカップラーメン化したという代物です。
このお遊びコラボの片棒を担いだのはサッポロ一番。やはり藤岡琢也のパイプでしょうか。

しかしこの商品、山頭火やら武蔵やら青葉やらの実在店のカップラーメン化ではなく、ありもしない架空のお店の出すラーメンですから、似てるとか近いとか考えなくていいという都合の良い側面をもっています。もっと言えば、うまくなくても成立する可能性すらあります。

さて、このラーメンのお味をどうのこうの論ずる前に、本物の幸楽のラーメンとはどんなものだったかお伝えしておこうかと思います。
そうなのです。実はボク、
本物の幸楽でラーメン食べたことある男なのです。
本物とはズバリ、TBS緑山スタジオ内に設置されたセット「幸楽店内」でお客のエキストラとして食したラーメンです。もう随分昔で、確かPart1〜Part2の頃ですね。もちろん店員として例の方々もいらっしゃるような状態です。

通常ドラマの中で食べるようなものは「消えもの」といって、食べてなくなってしまう小道具のようにして登場してきます。文字通り「小道具さん」という人たちが準備したり、消えもの専門の「消えものさん」という人たちが用意したりです。ラーメンのようなものは大抵どっかから出前を取り、どんぶりにラップかかったままスタジオに入ってきます。撮影の本番までにはドライ、カメリハ、ランスルーというようなテストが繰り返えされるですが、カメリハやランスルーくらいになってくると、通常どおりラーメンを食べるように指示されます。どんぶりの中が減ってない人ばかりでは変ですからね。
しかし、テストですから、それなりにセーブして食べることにもなりますし、音は立てて食べることも厳禁です。おまけにテストテストで時間はどんどん経過していきます。
つまり、仕事で物を食べるという状態ではありますが、うまいまずいとかいう感覚とは無縁なのです。

で、ボクは幸楽では2度ほどラーメンを食しましたが、どちらも確実に伸び伸びの太麺で、スープもかなりありがちな中華屋的味わいのものでした。ガラスープに醤油と油混ぜただけみたいな感じ。具も、ハムみたいなチャーシュー、メンマ、ネギくらいしか記憶にありません。
幸楽のラーメンとはそんなものです。

そんな感じで、とりあえずこのカップラーメン版を食べてみます。
お湯を入れつつ、パッケージを眺めてまず引っ掛かるのは、「中細麺仕立て」の文字。絶対違います。正解は「ぶよぶよ麺仕立て」です。それから具、近年よくある調理済のレトルトパックのものでしたが、もしリアルを追求するのならむしろ乾燥タイプの方が近いのでは。第一チャーシューが厚過ぎました。本物はああじゃない。それから海苔が随分と付属していましたが、ちよっとそんな記憶ありません。あっても一枚くらいだったのではないかと。

できあがりを食べた感想はというと、
あれ?
かなり近い印象が再現できています。
なんだろう。このどうでもいい味は。
特にスープが、あのありがち中華屋テイストに近いものがあのます。すごく化学調味料が入っていそうな古めの味わい。先述のように麺や具は本物とは相当違うのですが、どこか「心構え」のようなものが似ているという感じでしょうか。

お値段は1個260円、味は150円。

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