もう随分と日が経ってしまいましたが、PRIDE男祭りの感想の後編です。
■ミルコ vs ランデルマン (1Rミルコのタップアウト勝ち)
問題のリベンジマッチは41秒、仰天のフィニッシュで決着がつきました。
ミルコの打撃だけに注意が回っていたのは何もランデルマンだけではなく、見ているボクらも同じでした。頭からのタックルを捕まえてフロントチョークを極めるというのは、十分あり得るパターンなのですが、「ミルコに限ってそれはないだろう」という先入観から、全く度外視していました。だからこそランデルマンも見事に喰らってしまったわけです。
正直なところ、サブミッションを柔軟に使いこなすのもいいのですが、この試合に限ってはKOで決めてほしかったような感じもあります。なんか、もう一度対戦する流れができそうなので。
■近藤 vs ヘンダーソン (判定でヘンダーソン)
会場では割とハッキリとブーイングの出た判定試合です。ボクも最初見た直後は近藤の勝利は疑わなかったのですが、判定は2-1でヘンダーソンでした。テレビのOAを見返してみると、2ラウンドがカットされていたので、完全な再検証はできなかったのですが、スタンドでの打ち合い、グランドコントロール、ともに微妙に近藤の方に余裕を感じました。スタミナ残量なんて判定には関係ありませんが、それも歴然です。しかし逆にいえば、近藤の方がもう一頑張りできていれば、こんな判定を許さないくらいの差を生み出していたかもしれません。
ま、あれだけやれたのはみんな見ています。
次の近藤の試合も期待できるのでは。
余談になりますが、判定2-1の最後のひとりのジャッジ小林孝至は元オリンピックレスリング代表で、金メダル取りながらも「メダル無くした男」で有名です。今回のダンヘンもまたアメリカの元オリンピック代表。あ、それから関係ないのですが、今回この会場に国際レスリング連盟だとかのお偉いさんが来場していました。
■五味 vs パルヴァー (1R五味のKO勝ち)
下馬評どおり緊張感のあるいい試合でした。五味は自らの総合の技術は使わず、パルヴァーの得意なボクシングで真っ向勝負したわけですが、これがまた驚くほど上手い。スピードも乗っていましたし、実際体調もよかったのではないでしょうか。刹那におとずれたKOシーンは軽量級とは思えない迫力がありました。
それにしても、こうなってくるとBJペンとか山本KIDとか、PRIDEに引き抜きして欲しいですねぇ。
■シウバ vs ハント (判定でハント)
2人が向き合ってゴングを待つ瞬間、なんとなく不思議な感覚になりました
「なんでまたこの2人が戦うんだろ」
異色中の異色カードでありましたが、結果はご存知のように判定でハントです。ついにシウバのPRIDE無敗記録がストップしたわけです。
実はボクは試合直後、これもシウバの勝ちじゃないかなと思っていました。確かに、ハントはシウバを追いつめましたし、特に2ラウンドなんかは普通にハントのラウンドでしょう。しかし、全体を通すと、シウバのしぶとさ、止まらなさ、の方に感心させられる場面があったように思います。しかもハントにはイエローカードも出ていますし。
個人の「強さ」でいったら、きっとハントだと思います。打たれても倒れませんし、上に乗られても力づくでひっくり返せますし、ちょっとした関節技なら強引に解いてしまいます。しかし、そういう身体的な優位からくるものが、こういう判定の時に少し加味されているような印象を受けました。シウバに対しては『30kgも上の選手相手に良くやった』というフェアではない目線からくる加点をしないように、という逆作用もあったかもしれません。
ちなみにボクはシウバは嫌いですし、ハントは結構好きです。ハントならもっとちゃんと勝てる時期がくると思っています。しかし今回はやっぱりシウバの勝ち、もしくはドローなんじゃないのかと思います。
余談ですけど、この試合の2-1の判定の最後を飾ったのもジャッジ小林孝至です。
■ノゲイラ vs ヒョードル (判定でヒョードル)
さてさて、おあずけ状態だったPRIDE GP ヘビー級決勝戦です。
3度目の対決は制したのは、やはりヒョードルでした。
しかしその「やはり」は、少しだけ予想とは違った行程の末のものです。
2度目の対決の時、ノゲイラはヒョードルのパウンドを封じることに一定の成功を収めていました。よって今回もその状態は変らず、「ノゲイラはあまり殴られないが、防御中心になる為、結果ヒョードルの判定勝ち」と想像していたのです。
しかし試合をしてみると、ヒョードルは徹底してグランドに付き合わない作戦をとってきました。つまり、自らの最大の凶器であるパウンド攻撃も捨てたということです。もちろん、ヒョードルはパウンド以外にも突出した才能を持っていますが、怖いのはやはりパウンドです。別の言い方をすれば、ノゲイラは心血注いで体得した『パウンド潰し』をあまり披露する機会がなくなってしまったともいえるのです。
で、どうやらヒョードルはスタンド攻撃に磨きをかけてきたようで、非常にフットワークよく効果的なパンチを出していました。もっと言えばキックも上手くなっています。ノゲイラは思ったように戦えないでいるうちに、じわじわとスタンド打撃で劣勢を強いられて行くわけです。
思えばこの構図、ミルコ vs ランデルマンにも通づるところがあります。右ガードをがっちり固めるランデルマンに得意の左ハイを当てるのは一苦労です。同時に、そのガードにばかり集中しているランデルマンには、自分がさして得意とは言えない絞め技のようなものも通用したりする。ということですね。
ノゲイラ、ヒョードルは一流同士ですから、そんなに圧倒的な勝敗がつくとは思っていませんでしたが、今回の内容は判定の割にはスッキリとさせられるくらい差が出ました。ノゲイラ自身もそんな感じでしたね。これはもう合い口的な問題です。
さて、
こうなってくると、あとはヒョードル v ミルコですね。
もう、見たくて見たくて仕方ないカードです。
早ければ2月20日のPRIDE 29で実現なんでしょうけど。
ミルコVSヒョードルは、最後の黄金カードですね。
寝てよし立ってよしのヒョードルと、立ち技以外でも難敵を
料理できるミルコ。
二人とも凄すぎ!
ハイアンと須藤元気と山本KIDの3人の対戦は、それぞれ面白そう。
2月は「ミルコxコールマン」くさいですね!?
いずれにしてもイマイチカードが多そうです。
「中村xハイアン」はヤルんですか???
ミルコ vs ヒョードルは2月はなさそうですね。
6月だとか。
ま、確かにノゲイラとやって二ヶ月弱でミルコとやるというのは、ヒョードルにしてみるとキツいスケジュールですね。
今年絶対実現して欲しいカードを上げておきます。
1. ヒョードルXミルコ
2. 小川Xノゲイラ
3. シウバXクートゥア
4. 武藤X三沢(プロレス)
5. 桜庭X田村
次点 曙Xレスナー(プロレス)
あと
・クートゥアのPRIDE GP参戦
・佐藤嘉洋のK-1 WORLD MAX参戦 希望!!
とりあえずPRIDE29のカードが早く知りたいです。
誰か教えてください。