■第12作「男はつらいよ 私の寅さん」
9月24日(土) PM9:00〜
副題からして変っています。普通は『〜の寅次郎』とかなのですが、本作は完全にマドンナの目線。これは後期の満男目線の「ぼくの伯父さん」と双璧をなす異色タイトルです。全くそれとは関係ないでしょが、この作品は全48作の中で一番観客動員を記録しています。
そのマドンナりつ子を演ずるのは岸恵子。寅さんの同級生として登場する前武の妹で、絵書きです。
はじめ寅さんは、りつ子に対して良い印象を持ってないのですが、りつ子がとらやに訪問してきてから、あれよあれよという間に恋心を抱いてしまいます。結局は、芸術家と旅人という、『住む世界が違う』的な踏ん切りで終結に向かっていくのですが、ラストの別れのシーンは印象的なものがあります。
ただ今回は、恋の話に突入するまでは結構な時間がかかります。
前半は、とらや御一行が九州旅行を計画しているところに、タイミング悪く寅さんが帰ってきて、なんやかんやとモメるくだりがあります。で、結局は寅さんが留守番をするということになるのですが、これがまた結構しっかりとボリュームがあり、むしろ後半の恋話より面白いかもしれません。
留守番と地元同級生の妹への恋、今回は寅さんがずっと柴又にいる印象の作品です。
必見度 ★★★★☆
男はつらいよ あゝ失恋48連発、BS2で。
http://www.nhk.or.jp/torasan/main.html