ミルコに迫る危機
2005年10月24日
PRIDE30をスカパー観戦しました。
近年では一番ぐだぐだの大会だったかもしれませんね。
小さな『意外』はあったけど、大筋は予想通りの展開で、しかもそれのすべてがツマラナイ方、期待外れの方に転びました。
後半の試合だけ感想を。
第5試合 セルゲイ・ハリトーノフ vs ファブリシオ・ヴェウドゥム
判定でハリトーノフ
あきらかに精彩を欠いたハリトーノフでしたが、やはり直前のインフルエンザだとか、試合中の左腕負傷とかがあったようです。そういう意味では本人がいうように「今日は勝つことが目標だった」というのも少しは納得。
ヴェウドゥムのグランド技術は、試合後半のハリトーノフの回避する姿からわかるように、やはり一定の巧さがあるのだと思いますが、かといって極め切る予感も感じさせなかったので、まだまだ未知数ですかね。ボクシングは思ったよりもうまかったです。
第6試合 瀧本 誠 vs ユン・ドンシク
判定で瀧本
判定の瀧本勝利という結果は異論がありません。ただ、成長具合でいったらユン様。この期間で、マイナスだったスタンド技術をゼロ近くまで持ってきたような印象です。練習したのでしょう。
瀧本に関しては、これからもこういう試合が多いのではないでしょうか。武士道をメインフィールドにした方が本人の為のような気がします。
第7試合 桜庭 和志 vs ケン・シャムロック
桜庭KO勝ち
シャムロックはいい仕事をしました。
いや、仕込みだとかいう意味ではなく、このマッチメークが放つ空気を最大限に嗅ぎ取って、自分のベストパフォーマンスで試合を全うしたのです。シャムロックは
本気でああなのです。
何度見直しても、トップアスリートがあれでノサれるというのは説得力がないのですが、それでも異口同音で桜庭復活を賛辞する。それがこの試合の空気なんですよね。PRIDEにおける桜庭は、大みそかで田村とやるというのがゴールなのではないでしょうか。
第8試合 ミルコ・クロコップ vs ジョシュ・バーネット
判定でミルコ
この試合、もしミルコがヒョードルとやる前だったら、ここまで自由を封じられることはなかったような気がしてなりません。いまや対ミルコで一番効果的なのは「根性で距離を潰す」ですね。いや、立ち技の選手がグランドありの選手と戦う時はすべてこれが基本だったのですが、ミルコがPRIDEで頭角を現しはじめた頃は、その基本すら通用しなかったことに脱帽させられたわけです。しかし今、ミルコの戦い方への研究が進んでしまったこと、ミルコ自身もグランド対策を充実させていったこと、ある意味で距離の取り方への執着がおろそかになりつつあります。ヒョードル戦の後に書きましたが、ミルコは左キック以外の得意技を作るのは急務です。ただそれは容易なことではないことはもちろん、平凡なバーリトゥーダーにおさまってしまう可能性もあるわけです。そのせいなのか、今回のバーネット戦に、かつての緊張感が伝わってきませんでした。
さて、試合内容についてですが、
ミルコとバーネットの両者とも、持ち味が逆転したような感じで、立てばバーネットのボクシングが目立ち、寝ればミルコのマウントが目立ち、というような感じ進みます。
バーネットは前述したようなミルコ対策を、体格差と体の強さで遂行した分、一見すると優勢に試合を進めていたような印象もありますが、逆にグランドでは、ミルコを寝かせても簡単に逃がしてしまったり、マウント取られてみたり、思ったほど絶対的なものがありません。スタンドでのパンチで勝つしかなかったのかもしれません。
ミルコはマウント姿勢と、3ラウンドでのラッシュが判定で大きく作用しました。スタミナも3ラウンドフルとなればあんな感じでしょう。ただ、やっぱり少し緊張感がなかった印象です。
高田からの発表は、今年もちゃんと「男祭り」は開催するっていう話だけで、それ以上のことはありませんでした。
全体的に谷間の大会だったと言わざるを得ないですね。
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今大会で感じたことは、「ヒョードルを倒せるやつは当分現れないかも」という事。
男祭りでの「ヒョードルXハリトーノフ」は消えたみたいなんで、「ヒョードルX吉田」が実現する可能性も出てきたかな!?
どうでもいいけど、「桜庭X田村」今度こそ本当にやってくれ!!
K-1を意識したマッチメイクになってきてますね。PRIDEは
立ち技の団体も立ち上げるとかで既に意識しているのでしょうか。
益々格闘技離れが進んでしまいます。