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無駄話肉汁を考える

2006年12月15日

テレビでグルメ番組などやっていると、時々出てくる「肉汁」という言葉についてです。
ステーキだとかを切ったりカジったりした時に、じゅわ〜と出てくるアレを差している言葉ですね。
この言葉が出回るようになったのはいつ頃からでしょうか。
「美味しんぼ」とかがヒットしだした頃からですかね。

さてこの肉汁、みなさんはどう読でいるでしょう。
「にくじる」ですか。
「にくじゅう」ですか。

実はボクはどっちでもないというのが正直なところなのです。
まだ漢字としてしか受け止められません。
「にくじる」「にくじゅう」そのどちらも、肉が抱えているエキスを差す言葉として言い当てているような気がしないのです。
「にくじる」ではどこか汚い感じにも受け止められますし、「にくじゅう」というのも、その「にくじる」と読む間違いを正す感じのいやらしさの方が強くて、本当に肉からの汁を差す力が弱いような気がしています。

テレビなどから聞こえてくるのは、ちょっと昔は確実に「にくじる」時代があり、近年は「にくじゅう」が少し幅を利かせているように思います。
でも完全ではありませんよね。
ボクなどは、リポーターが「肉汁たっぷりの〜」なんて言った時、「ん?今どっちだ」と軽い意識が働きます。
それくらいまだ曖昧な段階とも言えるのです。

最初に肉汁という言葉が一般的になったきっかけは「美味しんぼ」ではないかと思ったのは、記憶としてのそれもそうなのですが、実はあのマンガのセリフ吹き出しに書かれた文字としての「肉汁」を、多くの人が自然に読むと「にくじる」と読み、結果、肉の汁を差す時に「にくじる」と表現していくようになったのではないかと思うのです。
そして近年は、「にくじる」は誤読で、「にくじゅう」が正解であるという国語的な事実から、少しずつ訂正路線になっているということではないでしょうか。
しかし、言葉というのは「本当はこう読む」だけにしがみついていてはいけないものです。
「にくじる」派は決して少数ではないのですからね。

仮説を土台にして進めるのはあまり良い方法ではありませんが、
どうして「にくじる」の方が自然な読みのような印象だったのかを考えなくてはなりません。
一番の要因は「肉」という漢字が訓読みのようなイメージがあるからではないでしょうか。ホントは音読みなのに。
この背景には「豚」「鶏」の責任もあるのですが、この際それには言及しません。
とにかく、反射神経的な問題として、熟語の音訓を合わせようとするからこそ、「にく」ときたら「しる」でしょう、というような落ち着き方をするのではないかと想像しています。
果汁の「じゅう」にはつまずかないわけですから、やはり肉に惑わされているに違いないのです。

では、汁の中で、「じる」「じゅう」はそれぞれどんな風にカテゴライズされているのでしょう。

「じゅう」の代表は、果汁、墨汁、そして肉汁。
「じる」の代表は、味噌汁、豚汁、粕汁、など。

こうしてみると、「じゅう」の汁は、果汁のそれのように、「身から絞り出た汁」類のもののような気がします。
対する「じる」の方は、何かをベースにして仕上げた料理としての汁物。
もし「肉をベースにした汁物」があったとしたら、それこそ「にくじる」と呼ぶにふさわしいわけですね。

となってくると、「青汁」というのは少し異端です。
汁物といえば汁物ですが、どちらかというと「身から絞り出した」的な要素の方が大きいような気もします。
まぁ青汁の場合は、商品名ということもありますから、そのあたりに厳格なものはないともいえますが。

それから、大人の世界では我慢汁というものも存在します。
しかしこれは本質からすれば本当は「がんまじゅう」であることは明白です。
また、もう一つ大人系の汁言葉があるのですが、和菓子屋業界からの文句言われても何ですし、あまりその真髄に近づくのはやめておきます。
おのおの考えるとしましょう。

話を肉汁に戻します。
とにかく、「にくじる」でも「にくじゅう」でも、今はまだグルメレポーターのツールでしかなくて、実際のボクらの生活のステージではあまり使われていないことは、やはり多くの人が「にくじる」なり「にくじゅう」という言葉に納得をしていないことの表れだと思います。
そこで提案したいのです。
今日から肉汁は「にくじゅる」と読むというのはいかがでしょうか。
「にくじる」ほど生々しくなく、「にくじゅう」ほど気取ってなく、それでいて両派から仲間だと聞き間違えられる可能性があるわけです。
にくじる派からは、あぁ今この人「にくじる」って言ったな、と思われ、
にくじゅう派からも、うん今この人「にくじゅう」と言ったな、と思われる寸法です。
しかも、微妙にジューシーで旨そうではありませんか。
「口の中いっばいにさぁ、にくじゅるが広がってさぁ…」と。

長々と何の話を書いているのかわかりませんが、
とにかくこれをきっかけに、今後は一人でも多く「にくじゅる」派が増えることを祈りつつ終わりとしたいと思います。

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:: コメント(最新書き込みが上です)

そうなんです。やっぱりバーです。高さも自在ですから。

ハードルの高さって110mと400mと二つの高さしか設定無いですからね。
ピンときません。


2006年12月19日 00:06 オリバーのコメント

恥ずかしいからこそ、その局面に立ったら、
「にくじゅる」を使ってくださいよ。

ハードルは確かに変ですよね。
ハードルって何個もあってはじめてのような気がするので、お笑いなんかで言われる意味はどう考えても「バー」。
ハードルというより高跳びのイメージですもんね。


2006年12月17日 13:39 yoneのコメント

「にくじゅう」「にくじる」両方とも発声した事無いです、なんだか恥ずかしくて。
「にくじゅる」なんて論外です(笑)。

おいしい海老を食べた時にプリップリと形容するくらい恥ずかしいです。

話それますがバラエティ番組でよく聞く「ハードル上げる」って変ですよね。
ハードルの高さは2種類しかないのに。


2006年12月17日 00:20 オリバーのコメント

>>ベンジャミンさん
コメント削除させてもらいました。
こちらが誘うようなことを書いておきながら申し訳ないのですが、その部分だけ膨らまされるのは本意ではなかったので。
ご理解よろしくお願いしますね。


2006年12月16日 12:10 yoneのコメント
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