埼玉県にある温泉施設です。JR宇都宮線の東鷺宮の駅のすぐ近くで、「さいたま・栗橋線」という通りからは平行して一本中に入ったようなところです。
こちらも、100%源泉掛け流しということで、ちょっと寄ってみました。
パンフレットなどをみると、湧出量、温度、成分、などが細かく書かれているので、温泉には自信があるようです。化石海水という分類のようで、泉質的には「ナトリウム塩化物強塩温泉」となっています。温泉スタンドを設置し、30リットル/100円で売ってるみたいなので、まさに「売るほど湧いてる」わけです。
施設外観ですが、率直にいって「古めかしい」です。
風情のあるとかいう古さではなく、単に旧時代的な建物ということで、変な話、雰囲気はあまりありません。
靴ロッカーと引き替えに浴室のロッカーキーをもらいます。入場料大人700円は、3時間までという制限があります。逆いうと、その間は出たり入ったりできるということです。
ここには「菩薩の湯」「阿弥陀の湯」とあり、二週間おきに男湯女湯入れ替わるシステムになっていました。ボクが訪れた時は、男が菩薩の湯でした。
脱衣所は、そこそこ広さはあるかもしれませんが、建物の雰囲気同様に垢抜けない感じはあります。掃除は行き届いている割に清潔感がない感じですね。
そして浴室。
中央に大きめの湯船があり、壁側L字に洗い場が設置されています。サウナのような小部屋もありますね。そして、正面のガラスの向こうに露天ゾーンが広がっています。浴場に入って、すぐに全貌が見渡せるような感じでしょうか。そんなに広くはありません。
内湯のメイン湯船は中央で仕切られていて、温度差があるようになっています。
とりあえず入ってみました。
なるほど、少し茶色い感じの湯はしっとりとした肌触り、紛れも無く「温泉」ですね。
いい感じです。
次は露天に行ってみます。
岩風呂仕立の露天風呂なのですが、内湯よりも大きく、ある程度深さもありました。内湯よりもずっと快適です。こちらの方がメインですね。
ただ、露天といいながら、かなり閉鎖的空間で、頭上にも何か布で覆っていたので、解放感は限りなくゼロです。
その露天ゾーンですが、岩風呂の他に、打たせ湯、立ち湯というのがありました。立ち湯というのは、少し高くなったところから浴槽があり、立って入れるくらいの深さのあるところです。温度が高くて、ボクは少ししか入れませんでしたが、施設全体の湯量の象徴のようなダイナミックさがありました。
ついでら室内に設置されているサウナ。
これはもう「オマケ」という感じです。狭く暗く、昔のサウナは確かにこんな感じだったなぁという趣のものです。無論テレビなどなし。
さてさて、総括としてはどうだったのか。
「湯」という意味では、かなり高いポテンシャルを感じました。ただ、施設としては、魅力薄ですね。建物二階にある大座敷が食事処としても機能しているのですが、中途半端なサイズのせいか、なんか人の家に来てしまったような気分に襲われました。食べるなら他所で、という気になってしまうというのが正直な感想です。
客層をみると、結構年配気味で、しかも近所のごひいきさんというムードありましたので、それはそれで成立しているのでしょうが、せっかくあれだけの湯量があるのですから、もっとお金をかけて演出を凝ってみたら、凄く魅力的になるような気がしました。
余談ですが、笑ったこと。
浴場の掛け湯のところに、みんなで使う温泉ですからキレイに使いましょうのような注意書きの中に、「特に下半身をキレイに」「湯船にいる皆さんが、あんなたが洗ったかどうか注視しています」というようなことが書かれていました。
確かに、湯船から見やすい位置に掛け湯がありましたが...
埼玉県北葛飾郡鷺宮町大字西大輪868
HP http://www.100kannon.com/
営業時間 平日8:00〜23:00 土日祝6:30〜23:00
駐車場 あり
入館料 大人700円 子供400円 (3時間制限)
行ったことはありませんが、当時埼玉にも温泉が沸いたんだと記憶にあります。確か記憶が正しければ5〜6年前くらいだったような・・・でもすごいところまで行きますね。
こないだ佐野のアウトレット行って、その帰りに寄ったのです。(第一志望の場所が休館だったので)
宇都宮からの帰り、行ってみようと思ったのですが、全然見つからなくて、諦めて帰りましたよ。場所は解りにくかったですか??
>ナスコさん
大きい通りからは一本内側に入ってましたが、割と大きめの看板があったので、そんな苦戦しなかった記憶があります。
東鷺宮駅のホントすぐ側でしたので、駅に行くようにするとわかりやすいかもしれません。