高速道路のサービスエリア内にある温泉に入ってきました。
その名も「ハイウェイ温泉 諏訪湖」
諏訪湖SAにあります。
ここに温泉あることは前々から知っていたのですが、高速道路から降りないまま風呂に入るというダイナミックな行為は、余程お風呂に入りたい心境で、かつ余程時間にゆとりがある時でしか実行できません。
今回、富山からの帰り道に気分転換的に中央道を使って帰ってきたのですが、どこかで良い立ち寄り湯でもあったら入っていこうと予め考えていた為、この温泉と遭遇した時、「今この時しかない」と入ってきました。
全国のSAでも、銭湯と呼ばれるものはいくつかあるようですが、天然温泉となるとこの諏訪湖SAくらいであると聞きました。
上諏訪温泉から引いてきているれっきとした温泉です。
おもしろいのは、上り線、下り線の両方にこの施設あるのですが、微妙に市の境目で入湯税が違うらしく、入場料もその分違ってしまうのだとか。
上り線は595円、下り線は575円。
ボクが入ってきたのは上り線側です。
さて、その施設ですが、サービスエリアのメインの施設から少し外れたところにあります。
温浴施設として考えると、わりと小さい建物ですね。
デザインもそそりません。
中に入ると、目の前に小さなフロントがあり、小さなお土産ものの陳列棚、そして下駄箱、が狭っくるしくレイアウトされています。
従業員の人も数人いて、愛想よくしていますが、なんとなく居所のない感じです。
入口すぐに畳敷きの小さな休憩所があり、そこから左右に男湯女湯となっています。
階段を上ると、すぐ脱衣所です。
ロッカーは100円の返却式。
残念ながら、浴室の中までは撮影できなかったのですが、
建物の外観からの想像どおり、コンパクトな浴室です。
半円状の浴槽が2つありました。そこそこ熱めでしたが、蛇口のところに「41℃以上だったらご自由に水道の水を入れてください」的なことが書かれていたので、そのとおり適当に調整しました。
泉質はアルカリ性単純温泉ということで、ほぼクセもなく、逆いうと温泉度合いも低いかもしれません。
ボクの場合、少し夕方になりかかっていたのと、ガラスが曇っていたので、ご自慢と思われる諏訪湖のビューはほとんど楽しむことはできませんでしたが、昼間の明るいうちだったら、景色も良く、また違った満足も加わることもありそうです。
それにしても、高速の中でお風呂に入ってしまうことは、確かに一時のリフレッシュにはなりますが、その後また運転を再開しなくてはならないという心の重荷から、やはり心底満喫する気分にはなれませんね。あくまでザーッと入る程度。
今回ボクらは、どこかの湯には寄ろうかと荷物を作ってあったからこそ入れましたが、基本的にはやはりこういうところで風呂に入るというのは『落ち着かない』『面倒くさい』『眠くなる』という要素のが大きそうです。
余程お風呂に入りたい心境で、かつ余程時間にゆとりがある時。
やっぱりこれです。