山梨にある温泉施設です。
中央高速・勝沼I.Cから車で30分くらいのところで、決して難しい道のりでもないのですが、カーナビが間違いやすい場所のようで注意看板が幾つかありました。笛吹川フルーツ公園というところの園内を通過するようなイメージで行くと辿り着けます。
到着すると、どうも想像していたような温泉の施設ではなく、本当の意味での「立ち寄り湯」的な趣が感じとれます。お風呂2ヶ所、休憩所2ヶ所、売店、トイレ、というような小さい建て物が寄り集まっています。
お風呂は大きく分けて2種あり、「あっちの湯」「こっちの湯」と名付けられています。
正面向かって右に配置されている「こっちの湯」は、平成11年の開業時からある露天風呂で、左にある「あっちの湯」は、平成15年に新たに掘り当てた別の源泉からの露天で、サイズも2倍ほどあるとのこと。
てっきり両方一度に入れるのかと思っていたら、全く別の建て物で料金も別にかかります。
で、初心者は「あっちの湯」の新しい方が勧められているので、それにしたがってみました。
不意に気になったのは、脇に立っているマネキンくん。
入浴ヤンキースの選手のようです。
ここの温泉は、眺望もかなりの評判なのですが、やはりその実力を裏付けるような頼もしい営業時間です。
施設だけに目をやると、プレハブ作りですから風情なんてものはありません。
ホームセンターで一式揃いそうな造りです。
内装も、外からの想像どおりと思っていいでしょう。
券売機で600円の入場チケットを買い、素朴な下駄箱に靴を置き、男湯突入です。
シンプルな脱衣所は、半分はカゴ、半分有料ロッカーのようになっています。ドライヤーだけは無料で使えるようになっていますが、他には一切何も置いていません。
素っ裸になる段階から、テラス越しにスバラシイ景色がチラ見できます。
こりゃすごい。
まず内湯へ行ってみると、これがまた意外なほどたくさんの洗い場が設けられていました。浴槽は中程度のものが1つだけ。
やっぱりメインは露天ですね。
そして外に出てみると、ドーンと甲府盆地と山々が広がっています。
う〜露天。
これだけ景色として開けているところはなかなかありません。
もっと天気よければ富士山も見えるのですが...
肝心の湯ですが、
アルカリ性単純温泉(pH10.1) ということで、かなりマイルドな肌触りです。
相当に気持ち良いレベルだと思います。
残念なことに、「あっちの湯」へ入った後は「こっちの湯」は営業終了(おそらくPM4:30)していて入ることはできなかったのですが、両方を入った人の雑談を小耳に挟むと、「こっちの湯」の方が良かったのだと言うのです。これは気になりますね。
違う源泉でph値が少しだけ低くなってます。
売店で、ほったらかし温泉の名物として売っていた「温玉あげ」というのをやってみました。外はサクサク、中はトローリとの謳い文句そのままで、わりと美味しかったです。
一個100円。
あと、「入浴ヤンキース」のTシャツですが、実はここのお風呂の入り口で販売もされていました。一応オリジナルで、日本語版と英語版とカラーもいくつかあります。
1600円だったので、ほとんど衝動的に英語版の方を買いました。
裏はにはなんと55。
入浴=ニューヨーク、というダジャレだけでヤンキースにしてしまい、挙句は松井の番号背負わせたりするのです。
その思考のドラマは味わう価値があります。
営業時間 日の出1時間前〜22時(最終受付21時30分)
シャンプー、ボディーソープ、ドライヤー有り
大人600円 子供400円
P280台